その④では天守最上階から見た南・東・北側の光景を紹介しました。残った西側からは本丸内が一望できます。西側　本丸内の様子左上から時計回りに黒鉄門、黒鉄門西北矢狭間塀、西多聞、廊下門、東多聞と続き、天守下に連結しています。廊下門はその②でも一度触れましたが、これら建築物はそれぞれが城…… more 内に15棟ある国重文の一つです。本丸は標高44.4m、変形の土地で総面積は約1,580㎡。その中に天守をはじめとして本丸御殿・納戸蔵・廊下門・東多聞・西多聞・黒鉄門などが配置され、外回りは銃眼の付いた矢狭間塀でつないでいる。本丸の全ての建造物が完全な形で残されているのは全国12の城郭（注：現存天守のある城を指していると思われる）の中でも高知城だけで、たいへん貴重な遺構である。 本丸の建物は慶長6年（1601）創建、享保12年（1727）火災のため全焼、寛延2年（1749）前後の再建であるが、創建当時の 規模をそのまま残している。（天守下説明板参照） close

高知城⑤　～全国唯一の完存本丸～