訪問日：2016年4月赤司城（あかじじょう）は福岡県久留米市にあったお城です。築城時期は定かではありませんが赤司氏によって鎌倉時代に築かれたと考えられています。その後，大友氏，赤司氏，筑紫氏，秋月氏といった豪族達の争奪戦の場となり城主も多く変わったようです。大友氏支配の時代に立花…… more （戸次）道雪が立花山城の前に極短期間ですが城主を務めたそうです。関ケ原の戦いの後1601年 筑後国を与えられた田中吉政は本城の柳川城の東を押さえる支城として赤司城に田中清政を入れ城主としました。この時に城下の整備がなされたそうです。1620年 田中氏が無嗣断絶となった後，久留米城の有馬豊氏による支配となり廃城となりました。  【左】中世平城であった赤司城は開発により遺構はほとんど残っていません。まずは赤司八幡宮を目指します，神社の前の道も当時は堀であったようです。【右】赤司八幡宮。城主であった田中左馬允清政により修築がなされた由緒ある神社。赤司八幡宮にあった案内板。完全に城域を特定できていないのか，八幡宮自体は外れていると見るべきか曲輪の一つと見るべきか？？ラフな案内です。  【左】案内によると本丸(主郭)は納骨堂のある高台付近。その手前の整地された場所は二の丸といったところでしょうか。【右】本丸東側の外堀跡と思われる川です。  【左】少しわかりにくい場所に城碑があります。【右】城碑の背後の盛り上がりは赤司城の土塁との情報もあります。  【左】宅地や田畑の間を流れる水路も堀の名残かもしれません。【右】城主であり赤司を整備した田中清政の墓が栄恩寺にあります。戦国時代は争奪戦の場で名将 立花道雪も在し，近世初期においては柳川城の重要な支城として機能した赤司城ですが，見所は少ないかな。大きな地図で表示 お城巡り ブログランキングへにほんブログ村 FC2 Blog Ranking close

第246回：赤司城（争奪の場から柳川城の支城へ）