四国と本州の玄関口「高松城」の詳細

四国と本州の玄関口「高松城」
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記事タイトル 四国と本州の玄関口「高松城」
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JUGEMテーマ:お城   みなさんこんにちは。 ゆうりです。 この記事が無事に届いていたら、何事もなく旅ができたということでしょう。   そんなゆうりが本日お届けするのは、 日本100名城の64城目、      …… more  No.77高松城です。   登城日は、平成30年3月中旬。 東四国と飛鳥をめぐる旅で訪れました。   高松城と言ったら、前回の丸亀城でもしばしば名前が登場したように、 生駒親正が築城したお城です。   現在は、史跡高松城跡玉藻公園と整備さてています。 本日は、折角ですから、高松城の歴史から見ていけたらと思います。   今回は、琴電を使って、琴平からやってきました。 片原町駅で琴電を降りて、少し歩くと、   香川県県立ミュージアムが見えてきます。 こちらで勉強をした内容を少し。   この高松城は、讃岐一国引田城主となった生駒親正によって築城されました。 引田城は、不便に感じた親正は、いったん別の城に移りながらも、この城の築城を開始します。 1590(天正18)年高松城は完成しました。   その後、生駒家は、生駒騒動が起こります。 歳若くして家を継いだ生駒高俊があまりにも無能なため、藤堂家が藩政に介入します。 それがきっかけとなり、藩は大騒動になります。   結果、藤堂家から来ていた家老は斬首切腹といった刑に処せられ、 生駒家は、出羽国矢島に1万石で改易されます。 その後、生駒家は分家を出したため、大名としての地位は失います。 (明治期に石直しで大名の地位に返り咲く)   その3年後、水戸城の水戸徳川家から長子(出生届の関係で次男扱い)の松平頼重が常陸から12万石で転封します。 彼は、松平頼重の子どもが水戸徳川家を継ぐこととなるので、徳川慶喜の先祖になるのです。 水戸光圀公には子どもがいましたが、その子は松平頼重の養子となります。 これも、水戸徳川家の不思議なところです。   この松平頼重から、幕末まで続く高松松平家が始まるのです。 このお城は、海に面して建てられています。 つまり、瀬戸内海の防衛拠点として作られたと考えられています。   明治維新後は、天守が解体されたり、空襲で焼失したりしましたが、 現在、いくつかの建物が残されており、重要文化財に指定されています。   では、お城の中に入っていきましょう。   県立ミュージアムから、旭橋を経由してお城の中に入ります。     こちらが旭門です。 ここから、桜の馬場に入ります。 この門から入城すと、左手に一つの櫓が見えてきます。     重要文化財艮櫓です。 以前は東の丸(県民ホールがある辺り)にあったそうですが、この位置に移築されています。   さらに進んでいくと、     本丸と天守台、そして鞘橋が見えてきます。 現在は、本丸の裏手に琴電が走っているのですが、当時は完全に手前の内堀で囲まれていました。 その防御力と言ったら、見ての通り、堀が広いのです。 この堀は、海につながっていたとされ、並大抵のものではありません。 また、右手に見える鞘橋しか本丸に渡ることができませんでした。 つまり、鞘橋を落とせば、簡単には敵を寄せ付けない守りができるのです。   素晴らしい防御力。 普段は、狭いため使われていなかったどうですが、名古屋城も広大な本丸を使わずにいたので同じようなものでしょう。 写真を撮影した場所は、三の丸です。 この地には、     重要文化財披雲閣があります。 こちらは、明治期の建物です。 伯爵高松松平家の別邸です。 もともと、この地には御殿があったそうですが、それも老朽化により取り壊しとなりました。   この三の丸にはもう一つ重要文化財があります。   一枚目の写真にある建物。   重要文化財月見櫓です。 その横には、続櫓と水手御門があるのですが、写真が見切れていました。 それらすべて現存する建物で、重要文化財に指定されています。   これらの施設は、すべて海に面しています。 月見櫓は、船を監視するため、 水手御門は、直接海に向けて開かれた門でした。 現在は、埋め立てられていますが、当時は海に浮かぶようにそびえるお城だったことを物語っています。   最後に、二の丸から、外に出ると目の前に、     高松駅です。 城と駅はすぐ目の前。 昔は、この駅が本州と四国の玄関口でした。   ☆お城データ☆ 重要文化財 城所在地:香川県高松市 交通手段:高松駅より徒歩すぐ スタンプ:高松城入り口   お城巡りランキング   次は、大坂城をお届けします。 close

四国と本州の玄関口「高松城」
サイト名 ゆうりの世界
タグ 日本100名城
投稿日時 2022-08-07 04:40:11

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