勝間田城(静岡県)の詳細

勝間田城(静岡県)
むぎの城さんぽ
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記事タイトル 勝間田城(静岡県)
概要

【勝間田城】かつまたじょう 【別名】ー 【構造】山城 【築城者】勝間田氏 【築城年代】15世紀中頃 【指定史跡】県指定史跡 【場所】静岡県牧之原市勝田2160ー1 地図 勝間田城は、牧之原市にある勝間田川流域の勝間田荘を治めていた一族で、 今川氏と対立の関係にありました。 14…… more 76年(文明8年)横地氏と共に今川義忠に対抗しましたが、 勝間田城、横地城共に落城してしまいました。 勝間田氏は、後に甲斐の武田氏に仕えています。 駐車場 麓にある駐車場。 ここから舗装された道路を歩いて登ります。(上には駐車場がありません) 駐車場向いの小屋には案内看板とパンフレット、御城印の案内が掲げられています。 ここでまずパンフレットを入手して概要図を見ながらスタート! 出郭手前で車両通行止めが置いてありました。 が、目の前を1台の軽トラが通行止めの看板を横にどけて、城の中へ入って行きました。 きっと地元方が整備に来られたのであろう。 出曲輪(的場) 出曲輪跡は茶畑になっています。 静岡らしい風景です。 城址碑 三の曲輪の下までやって来ました。 ここから真っすぐに伸びる歩きやすい道と、左手の土塁をよじ登る道とがあります。 土塁を這いあがるか…いや、素直に目の前の楽な道を行くとしよう。 三の曲輪 三の曲輪は勝間田城の中では最も広い曲輪となります。 馬洗場 水が湧いているのか馬洗場らしく水が溜まっています。 井戸や木簡が出土しているということから、戦国時代以前からの古い営みがあったと考えられます。 西三の曲輪建物跡 三の曲輪の西側には、火災にあったと思われる建物跡が確認されています。 城の中で生活していたことが伺えます。 二の曲輪 二の曲輪も道を挟んで東西にかなり広いです。 居住空間を麓ではなく、山の上に置いているのが特徴的で印象深い。 ここには礎石を利用した礎石建物跡が復元されています。 1棟の規模は平均2間×3間、これが曲輪内に11棟もあったということを想像すると 二の曲輪、三の曲輪の広さがかなりのものだということが分かります。 目の前の大堀切を横目に先へと進みます。 この地点から見ると、左手の台地の方が本曲輪っぽく見えるのですが、右手の台地が本曲輪です。 ここから見上げると本曲輪が二つ、以下の曲輪も東西に分けられるような構造になっているので 一城別郭の構造にも見えます。 堀切 この堀切より先が重要な場所となります。 本曲輪 本曲輪登り口に勝間田長清の歌碑があります。 勝間田長清は、鎌倉時代後期に歌人として名を残しています。 こじんまりとした小規模な曲輪です。 土塁 本曲輪を守る約2mの土塁。 土塁の向こう側は堀切になっています。 堀切 南尾根方面に道をいくつかの堀切で切って侵入を防いでいます。 正面の小高い場所が南尾根曲輪なので登って見ましょう。 南尾根曲輪 西側に対して土塁を構築。 東尾根曲輪 東側へ延びる尾根で、見晴らしも良い位置にありながら 連続に掘り込んだ堀切で守り堅固に作り込まれた曲輪です。 ここでは、柵に囲まれた物見台が発見されています。 高さもあって、下から見た時には最初はこちらが本曲輪かと思いました。 連続堀切 尾根を5つに切り込んだ5重堀が見事です。 ここからでは全部を見渡すことは出来ないのですが、なかなか見応えのある景色です。 二の曲輪・三の曲輪 二の曲輪、三の曲輪を見下ろせる眺めの良い曲輪です。 晴れていればこの方向に富士山が望めるはずなのですが…見えないですね。 本丸 東尾根曲輪から見た本丸です。 ここから本丸全体を見渡すことが出来ます。 二の曲輪と三の曲輪を区切る土塁です。 ここは虎口と捉えて良いのか迷う場所で、道を通すために土塁を破壊してしまっているようにも見えるのですが…。 とにかく土塁はとても立派なものです。 駐車場まで戻って来ました。 復元された土塁はメリハリのあり、整備の手が行き届いていて見やすくとても見応えがありました。 車は麓に置くとしても、城址までは舗装路なので歩きやすく観光ついででも 訪れることができます。 但し、興味のないには観光としてはあまり喜ばれないとは思いますが 手軽に行ける山城としてはとてもお勧めの城址だと思います 令和4年3月27日登城 今回の参考本 静岡県の歩ける城70選 初心者から楽しめる名将ゆかりの城跡めぐり加藤理文静岡新聞社 東海の名城を歩く 静岡編均, 中井吉川弘文館 close

勝間田城(静岡県)
サイト名 むぎの城さんぽ
タグ 百名城以外の城
投稿日時 2022-06-19 14:20:11

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