大和郡山城にゆく 其の五:天守台完成(17年4月訪城)の詳細

大和郡山城にゆく  其の五:天守台完成(17年4月訪城)
廃城にゆく
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記事タイトル 大和郡山城にゆく 其の五:天守台完成(17年4月訪城)
概要

 奈良県大和郡山市にあります大和郡山城址です。 17年4月に整備のため立ち入り禁止であった天守台址が展望施設として完成しましたので、 早速いってきました。 柳澤神社境内を通り、奥へ…… more 進むと天守台があります。 其の壱で紹介した当時では、ここから先は進めませんでした。 登り口は、東側にある階段から進み、途中の付櫓台からさらに登ると、展望施設のある天守台 上面にたどり着きます。 この通路の左手には、御向櫓跡です。 天守台まできました。 手前は付櫓台跡です。 石垣をじっくり見ながら、入口へ向かいます。 石垣は野面積です。 天守台の説明板です。 平面形が南北に長い長方形で、高さは約8.5メートルあります。 南側には約4.5メートルの付櫓台が取り付きます。 標石です。 地面には郡山城の絵図がありました。 江戸時代前期の本多政勝公が藩主頃の城の縄張りを描いた絵図だそうです。 月見櫓跡です。 この上に櫓があったのでしょうか????? 当時のままなのでしょうか????? 月見櫓跡からの景色です。 多聞櫓や市立図書館がよく見えます。 内濠です。 桜もキレイです。 月見櫓跡からの天守台です。 埋門跡を通り天守台入口へ向かいます。 天守台入口です。 天守台は、現在は、奈良県景観資産に指定されている展望施設でもあります。 階段を登り、付櫓台へ向かいます。 ここらの石垣です。 ここは付櫓台になります。 付櫓台の説明板です。 発掘調査で礎石などが見つかり、これまで謎とされていた天守の入口がわかり、付櫓台内部から 天守内部へ続いていたことが判明しました。 いよいよ天守台へ向かいます。 天守台です。 礎石・根石が露出展示されていました。 こちらは展望デッキです。 人が触れない・乗られないようにしていることは、史跡を守ることになりますから、いいですね。 天守台からの形式です。 展望デッキです。 天守の説明板はありました。 展望デッキからの景色です。 それにしても平日だというのにすごい人です。 天守台を降り、一周します。 天守台北東部にあります逆さ地蔵です。 石垣に使用する石が足りない場合、墓石や石像、石臼などが使われることがあります。 これを「転用石」と呼びますが、大和郡山城でも転用石は多く見られます。 築城のための石不足で奈良中に五郎太石(石垣裏込め用)の採集を命じるほか、寺々の庭石や礎石、 五輪塔、石地蔵などを接収しました。 この天守台周辺の野面積みの石垣には、平城京羅城門の礎石や、石地蔵、五輪塔などがおしげもなく 積み込まれています。 石造地蔵菩薩立像が逆さに積み込まれているので「さかさ地蔵」と呼ばれています。 地蔵は、左手に宝珠を持ち、右手に錫杖を持っています。 仏身は約九十センチメートルの立像で大永三年(一五二三)癸未七月十八日の刻銘があります。 石組みの間から奥を覗き込むと、逆さになった状態で石の間に埋もれている地蔵を確認することが できました。  南東部です。 大和郡山城には1580年頃の筒井順慶公の時代に望楼型3重の天守がありました。 この天守は筒井順慶の死後、養子の筒井定次が豊臣秀吉の命により伊賀上野へ転封となった際に 伊賀上野城に移築されました。 その後、豊臣秀保公によって5重6階(または5重5階)の巨大な天守が築かれたと伝わっていますが、 詳細は不明です。 天守台南側です。 なお、仮に存在した場合も、関ケ原の戦い後に徳川二条城へ移築された説や、大和大地震で倒壊したと いう説、さらには逆さ地蔵の祟りで倒壊したという説もあるそうです。 ただ天守台の大きさなどから、この5重の天守については建築学的には否定されており、もう少し 小さな天守が建っていたと推定されています。 一周しました。 江戸時代には水野勝成公や松平忠明公、柳沢吉里公など多くの城主が入れ替わりますが、 天守は再建されなかったようですね。 天守台はの周りには大数珠があります。 大数珠の説明板です。 今回の整備で出土瓦をモチーフにした足下灯も多数設置され、雰囲気を醸し出してくれていました。 これで天守台散策は終了です。 最後に内濠沿いの桜をパシリ。 約四年の歳月をかけて整備された天守台ですが、天守台を覆っていた樹木の伐採や崩れかけていた 石垣の積み直しなど、時間をかけてじっくり整備したことで、見事に再生されていました。 このように放置されている山城など、各自治体で今回のような整備がさらに進むといいなと 改めて思いました。 続百名城に選定された大和郡山城ですが、極楽橋の復元工事もはじまっており、今後さらに整備が 進むと期待しています。 大和郡山城にゆく【完】 訪問日:2016年11月 ▽ ▽ ランキングに参加しています。  応援(クリック)よろしくお願いいたします。   ⬅︎  クリックしてくださいね〜 にほんブログ村 ※毎週土曜日更新しています。 次回予告:吉田郡山城にゆく close

大和郡山城にゆく 其の五:天守台完成(17年4月訪城)
サイト名 廃城にゆく
タグ 奈良県にゆく
投稿日時 2017-04-29 17:40:00

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