先日の、北東北飲みテツ旅のつづきです。北海道＆東日本パスは７日間有効のフリーきっぷですが、青春１８とちがい、７日間連続でつかわなくてはいけない、という制約があります。ですので、５日間の東北旅行から帰った翌日、すぐにまた出発しました。まあ、７日間の旅行に行っていた、ともいえますが（…… more 笑）。というわけで、友人のゴルド君をさそって、群馬へ城めぐりの旅に行くことにしました。さいしょは、東北旅行のあと１日やすみ、その翌日に日帰りでいくつもりでした。ですが、それだと日程がタイトになることもあり、前日の夜に出て、現地に１泊することにしました。ところが、泊まりがけの旅行じたいひさしぶりだったゴルド君は、やる気まんまんだったようで、前日のかなり早い時間に目的地の桐生に着いていたようです。宿泊地の「パークイン桐生」の１階はレストランになっていて、僕も名物の「ひもかわうどん」を食べたかったのですが、東北旅行の疲れがのこっていて、出発がおそくなってしまい、食堂の閉店時間にまにあいませんでした。がっつり１泊２日の旅行がしたかったらしい、ゴルド君にはわるいことをしました。そんなわけで、初日の桐生到着は午後１０時すぎ、この日はなにもできず、ただ寝るだけでした。〈２日目〉さあ、この日からいよいよ旅本番です。まずはホテル１階のレストランで朝食をたべます。コロナ禍のため、バイキングといってもトングで取りわけるスタイルではなく、小鉢を一個一個取る形です。バランスの取れた食事になりました。ホテルをチェックアウトし、上毛電気鉄道の西桐生駅に向かいます。１キロ弱の距離ですが、すでに日ざしがつよいですね。西桐生駅の駅舎じたい、重要文化財に指定されていていもおかしくない、歴史を感じさせるものです。改札口もレトロ。中央前橋行きの列車がやってきます。これで膳駅まで行きます。かつて京王井の頭線でつかわれていた車両みたいですね。先日、弘南鉄道でめずらしい硬券に出会った、という話を書きました。ここでも硬券ですね。けっこう、全国の地方鉄道でのこっているのかもしれません。車窓の風景。膳駅を電車が去っていきます。駅から徒歩１０分ほどの、膳城跡をめざします。やがて公園のなかに、まぬけな城郭風のすべり台が見えてきましたが、まっ、まさかあれでは・・・！と思いましたが、本当にこの公園が膳城跡のようです。公園の周囲に、辛うじて土塁はのこっているのですが・・・。この日、僕らはここだけが膳城跡なのだと思い、非常にがっかりしたのですが、帰ってネットでしらべると、本丸はべつにあるようでした。そちらには大規模な土塁や空堀がのこっているとのことで、惜しいことをしました。膳城は、武田勝頼による膳城素肌攻めで有名ですね。気をとりなおして、次の目的地、山上城跡へ向かいます。膳城から山上城へは近く、徒歩５分もかからずに着きます。山上城らしい、こんもりした丘が見えてきました。遊具なども置いてあって、こちらもふつうの公園といったおももちですね。こちらが三の丸のようです。山上城跡の縄張り図が、石碑の形で置いてあります。これはわかりやすいですね。ところが、「ただの公園」という印象は、三の丸から二の丸へ向かうと一変します。三の丸と二の丸のあいだには、深い空堀が横たわっています。往時はもっと掘が深く、戦国の山城らしい堅固さを見せていたことでしょうね。 close

群馬・城跡めぐりと飲みテツの旅（１）ー膳城～山上城