美濃 城田寺城ケ峰  城ケ峰というくらいだから登ってみれば・・の詳細

美濃 城田寺城ケ峰  城ケ峰というくらいだから登ってみれば・・
久太郎の戦国城めぐり
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記事タイトル 美濃 城田寺城ケ峰  城ケ峰というくらいだから登ってみれば・・
概要

美濃 城田寺城ケ峰 (岐阜県岐阜市城田寺上城田寺・城ケ峰)現在我々が『○○城』、と一般的に呼んでいる城館。その城館が機能した当時からそう呼ばれてた。・・とは限らないこともあるでしょう。多くの城館はその地名に由来して付けられた城名です。そこに城館があった、という伝承が残り名もなく伝…… more わる城も実は多くあるものです。そんな城館関係地名として『城山』や『城ケ峰』、『城ケ根』といった地名をよく耳にします。そういった山では全てでないにしろかなりの確率で城の存在が確認できます。もちろん地域差もあり、全国的に、と一概には延べられません。しかしここ美濃(飛騨を含めた岐阜県全域)においてはその該当率は高い、といえましょう。今回は岐阜市城田寺に『城ケ峰』とだけ伝わる山を調査してみました。幾つかのピークを持つ山脈で最高所を城ケ峰と呼ぶ城田寺城ケ峰。標高288メートル、比高は280メートルと高い山の頂上です。南の城田寺側からなら日吉神社付近から登れますがかなり急峻。よって今回は北側の椿洞方面から延びる尾根道から登ることにしました。椿洞集落の入り口付近から鉄塔へ延びるルートを辿ります。 分水嶺の尾根まで出てしまえばあとは北西へと主尾根を辿るだけ・・。・・と簡単に書きますがここまでたどり着くのが結構大変でした。梅雨の時期とはいえ気温と湿度は真夏並み(;゚Д゚)・・。持参したペットボトルはペース配分もできずあっという間になくなります・・。しかし頂上付近の登山道は至ってなだらかで楽勝♫。ここで歩きながら体力回復!途中頂上手前の急坂からは振り返ると金華山・岐阜城がはっきり見えます。(鉄塔右の山)こちらが城ケ峰の頂上。広い削平地となっています。先ほど、頂上手前の急坂、と書きました。その途中には小さい曲輪と思われる削平地が2段ほどあることにも気づいていました。そして若干の切岸も・・、しかしながら堀切や土塁は見当たりません。山岳クラブの方によって示された『城ケ峰 288M』の標板。登る途中反対側から2名の山歩きの男性の方々にお会いしました。少し話を伺うと西の石谷地区や彦坂方面からも縦走できるそうです。その方に城の事をお聞きしましたが「それは知らんな~、あったかもな~」と・・。確認しようと頂上の周囲に足を向けてみますと・・あれ?切岸がかけられています。頂上平坦地周囲には切岸がかけられていました。その北側にはややはっきりしませんが腰曲輪も確認できます。腰曲輪は頂上平坦地の端と端の一段下を犬走りのようにつなげているようです。また北口には登山ルートでできた入口の他に虎口のような窪地も確認できます。こういう時こそ自前略測図の出番。まずは図面に落としてみました。城田寺城ケ峰の現況図。勿論これだけでははっきりとした城郭とは言えないかもしれませんが・・。頂上が明らかに人為的に削平をされ周囲に切岸がかけられている点とそれに沿った腰曲輪。これらは当然注目したいところですし、「城ケ峰」の地名由来も手掛かりになりそうです。山頂付近からは城下の城田寺から黒野方面までよく見渡せました。南東方面に少し離れたピークには狼煙台のような高まりも見られます。城田寺には船田合戦の戦場になった歴史もあります。それらと直接結びつけてしまうことは少々無理がありますが稲葉山城との位置関係や「城ケ峰」の地名など地誌類外の視点考察も面白そうです。※船田合戦は、戦国時代前期の明応4年(1495)3月~明応5年(1496)6月まで争われました。  美濃守護・土岐成頼の後継者を巡る斎藤妙純と石丸利光の合戦が中心です。  この戦いは混乱を極め近隣の近江・越前・尾張も巻き込んでの争乱となりました。個人的にはどう思ったのか?と問われれば・・。時期は不明ながら何かしらの準城郭施設が設けられたのでは・・と想像します。その機能と目的を失ってもなお人々の記憶に「城ケ峰」として強く残ったのだと・・。そして現にその遺構は僅かながらに残っている・・。そう思うのです。 close

美濃 城田寺城ケ峰  城ケ峰というくらいだから登ってみれば・・
サイト名 久太郎の戦国城めぐり
タグ 岐阜市の城めぐり
投稿日時 2021-07-11 01:00:03

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