美濃 広見城  松見山の山上に城跡あり、とな。の詳細

美濃 広見城  松見山の山上に城跡あり、とな。
久太郎の戦国城めぐり
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記事タイトル 美濃 広見城  松見山の山上に城跡あり、とな。
概要

美濃 広見城 (岐阜県関市広見蔵屋敷)梅雨も本格の時期を迎えております。最近はほぼ同じ場所で雨雲が発生、数時間停滞し豪雨となります。いわゆる「線状降水帯」という言葉の認知度も高くなりました。雨宿り・・、もう少し待てば止むでしょう・・。そんな風情ある古き良き梅雨はどこへやら。今や防…… more 災警戒心と気象情報を読み解く力も求められます。けれどお陰様で洗車機にかけたように奇麗になっている自家用車。週末しか活躍の場がないので少々の雨なら出かけましょ。さて、今回はそんな梅雨の中休み、関市の伝・広見城に登ってみました。蔵屋敷方面からみた広見城。「新撰美濃志」によれば松見寺の北の山上にあるのが広見城跡だと伝わります。天文16年(1547)年の斎藤道三による大桑城攻めの際、広見城主の武藤勝秀は土岐頼芸に味方した、とされています。まずは松見寺を訪ねます。山門手前に「松見寺の大杉」がありました。山門下の駐車場をお借りして向かって左の尾根道を山頂まで辿ってみました。山は低木が生い茂りヤブと化しています。さほど急な山でもないのですが、このヤブ漕ぎというのは体力を消耗します。山頂部には大きな岩が寝転がっていました。山頂部は大岩もあり狭くほぼ自然地形を成しています。切岸もかけられず、土塁や堀切といった防御の痕跡もわかりません。山肌は一部崩落を受けているようで(採掘の跡?)原型も留めていないようです。或いはこの崩落か採掘の跡の影響を受け遺構は消滅したのでしょうか。尾根伝いにはなんとも判断しかねる堀切の跡のようなえぐれ箇所もみられますが・・。これも辛めのジャッジを下すより他ありません。果たして「曲輪」と呼べるものなのか、ほぼ自然な平坦地。文献にある以上城跡の存在はあったのかもしれません。しかし実地見学ではその具体的な痕跡を掴むことはできませんでした。関市や旧・武儀郡にはこういった伝承を持つ城跡が多く存在します。個人的には城跡よりこの大杉の方が印象に残りました。こういった判断に苦しむ城跡は登ってみないとわからないのですが・・。登ってみてもやっぱりわからない、という後味の悪さもございます。このあと登った同じく関市の千疋城もそんな感じでした。次回は千疋城を予定です。 close

美濃 広見城  松見山の山上に城跡あり、とな。
サイト名 久太郎の戦国城めぐり
タグ 関市の城めぐり
投稿日時 2021-07-06 01:20:05

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