訪問日：2019年12月聖山城（ひじりやまじょう）は兵庫県宍粟市にあったお城です。1493年に宇野氏の重臣であった下村則真（しもむらのりざね）によって築いたとされ，長水城を本拠地氏とした宇野氏の支城として機能しました。1580年 織田信長軍の司令官としてこの地に侵攻した羽柴秀吉は…… more まずはこの城を攻め落とし本陣として宇野氏の籠る長水城と篠ノ丸城を攻略しました。  ◆登り口は山麓の觱篥神社（ひちりきじんじゃ）の横にあります。◆登り口に聖山城跡の石碑がありました。  ◆山は低いので10分弱で登ることが出来ると思います。◆腰郭の切岸が見えてきました。聖山城は櫓台を備えた主郭と腰郭，帯曲輪によるシンプルな縄張りです。  ◆腰郭に到着。◆腰郭に建てられた愛宕神社。  ◆ここからの眺望は宇野氏の本城である長水城（右の山塊奥）や支城篠ノ丸城（左の山頂付近）を良く見渡すことが出来るため秀吉が陣を置いたのも納得できます。◆町並みに目を移せば近世に築かれた山崎城付近（学校の辺り）も確認することができます。  ◆主郭の様子ですが，眺望の開けた西側の腰郭側に櫓台と思われる高台があり写真は東から西を見ています。縄張図では西側には土塁があり尾根に繋がっていくようなのですが，もう一つ土塁が判然としません。削ってしまったのか見逃しているのか。◆櫓台の上です。  ◆北から東側にかけては帯曲輪もあるのですが，整備はされていません。手前の少し盛り上がりが土塁の痕跡とも思います。◆東側は大した防御機構も無く尾根が続いていきます。山も低くいこじんまりとした城ですので，ついでに登るには良いでしょう。宇野氏を攻める秀吉の気分が味わえるかもしれません。 大きな地図で表示お城巡り ブログランキングへにほんブログ村FC2 Blog Rankinｇ close

第423回：聖山城（長水城攻めで秀吉が本陣とした）