JUGEMテーマ：お城   今週末に向けて期待が高まっているゆうりです。 ７時に大阪駅に行くため、きっと体力との勝負になることだと思っています。   そんなゆうりが 今回、お届けするのは、続日本１００名城の１２城目、   &nbs…… more p; 　　No.１９０八代城です。   登城日は平成３０年８月中旬です。   八代にお城？ 大変失礼ではありますが、続日本１００名城に選ばれたと聞いたときは疑問符がついたものです。 確かに、前回の人吉城では、相良氏が名和氏を攻めて八代郡を手に入れたとは書きましたが、九州征討ののち、佐々成政から、熊本城の加藤清正と宇土城の小西行長なが有名であり八代はピンとこなかったのです。   どちらかと言えば、九州新幹線の暫定開通時に乗換駅となった新八代駅のイメージが強いのです。 しかし、今回訪れたことでなるほどと納得できました。   このお城は面白い。   八代城は、現在の八代市の中心に位置しています。 城下町が市街地になるよくある例ですね。   市役所付近の駐車場に車を停めると、目の前には八代城のお堀が見えます。 お堀の先には、一枚目のように、お城の本丸へと続く橋があります。   お城の中は、現在、八代宮という神社があり、懐良親王を祀っています。   お城の中をそのまま進んでいくと、右手には、江戸時代の正門である欄干橋が、 さらに進んで反対側から本丸の外に出ると、     お城の天守台を望むことができます。 立派な天守台です。   この天守台を左に見ながら、右に松井神社を見ながら進んでいくと、     とても立派な建物にたどり着きます。 こちらが、続日本１００名城のスタンプが置かれている 八代市立博物館未来の森ミュージアムです。   （未来の森ミュージアムＨＰ）   その名の通り、緑あふれる、近代的な博物館です。 展示物も、弥生氏時代の遺跡の出土物から現代にいたるまで、多岐にわたります。   以下に記す八代城の歴史もここから学んだことが大半です。   この八代城は、江戸時代に作られました。 築城したのは２代目熊本城主加藤忠広。   先代の名和氏や相良氏、小西氏によって築城されたお城は、すでに戦後処理や震災で廃城された後。 一国一城令が浸透した後では、とても珍しい一国二城が認められました。   先代の小西時代のお城（麦島城）も鹿児島城の島津氏への備えの意図もあり、存在を認められていました。 そのお城は、先述の通り、１６１９（元和５）年の地震で崩壊します。 そのため、再建を申し出て、麦島城とは異なる場所に築城しました。   広大な領域を持っていたり、徳川家の親戚だったりすることで、領内に複数の城を残すことが許されていますが、新しく築城されたのはさらに例の少ないことです。島津氏やキリシタンへの備えがあったのでしょう。   加藤氏が改易となったのちは、細川氏が肥後の大半を領有します。 隠居した細川忠興が八代城に入城し、四男細川立孝を本丸に住まわせます。   その後、その両者が相次いで没したため、１６４６（正保２）年、家老松井興長が入城し、代々松井氏が城主となりました。 １６４８（慶安元）年には、八代町奉行は松井家臣から選ばれることになり、松井氏による八代の街の支配が強化されます。   その後、落雷や明治政府の廃城令があり、お城の建物は失われますが、本丸のお堀と石垣は残りました。   こうして、歴史を見ていると良く残ったものです。 江戸時代の初期に廃城となっていてもおかしくなかったのですから。 運命とはわからないものです。   ☆お城データ☆ 城所在地：熊本県八代市 交通手段：八代駅よりバス「市役所前」などで下車 スタンプ：八代市立博物館未来の森ミュージアム   お城巡りランキング   次回は、ゆうりが目の前にして行けなかったあのお城をお届けします。 close

例外的に認められた「八代城」