お城探訪:熊本城(その1)の詳細

お城探訪:熊本城(その1)
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記事タイトル お城探訪:熊本城(その1)
概要

熊本城は、日本三名城のひとつに数えられる天下の名城です。別名銀杏城とも呼ばれています。加藤清正が1601年(慶長6年)から7年の歳月をかけ築城しました。広さ約98万㎡、周囲約5.3kmを誇り、天守3、櫓49、櫓門18、城門29を備えた壮大な城郭でした。 西南戦争で、薩摩軍を前に5…… more 0余日の籠城に耐えたまさに難攻不落の城でしたが、総攻撃前、出火により、天守・本丸御殿一帯が焼失しました。現在の天守は1960年(昭和35年)に再建されたものです。また、宇土櫓をはじめ13棟が重要文化財に指定されています。 2016年(平成28年)に発生した熊本地震により、重要文化財建造物、復元建造物、石垣などに大きな被害を受けました。2021年現在、復旧工事に伴う立入規制が行われています。   基本情報 所在地 熊本県熊本市中央区本丸1-1 マップ 営業時間 9:00~17:00(最終入園16:30) ※特別公開第2弾(2020年6月~)の情報です。 定休日 ー ※特別公開第2弾(2020年6月~)の情報です。 料金 高校生以上500円、小・中学生200円 ※特別公開第2弾(2020年6月~)の情報です。   スタート地点へ 車での行き方 熊本ICから30分。江戸時代に大手口とされた西出丸にほど近い「二の丸駐車場」を利用しました。収容台数は、普通車210台、二輪車10台程度です。また、利用料金は、普通車で2時間まで200円、以降1時間ごと100円となっています。 登城には近くて非常に便利な駐車場ですが、他にも、「三の丸駐車場(第1、第2)」など複数の駐車場があります。以下の熊本城公式ページに詳しい駐車場情報が掲載されていますので、混雑時などにご参考にしていただければと思います。 https://castle.kumamoto-guide.jp/access/   公共交通機関での行き方 最寄り駅はJR熊本駅です。駅からは、市電(路面電車)に乗り「熊本城・市役所前」で下車すると、そこから熊本城まで徒歩で10分、駅から路線バスを利用した場合は「桜町バスターミナル」下車後、やはり熊本城まで徒歩10程度となっています。 その他、「しろめぐりん」という熊本城周遊バスを利用することができます。大人料金で区間運賃160円、1日乗車券400円ですので、こちらを利用すればお得に熊本城周辺の観光ができそうですね。 https://shiromegurin.com/   いざ登城 訪問した時は修復工事の真っただ中で、特別公開第2弾の期間でした。 ちょうど日曜日でしたので、北口から入って北ルート、そのまま南ルートに行って南口へ出るコースを進むことにしました。   西出丸周辺 まずは車を停めた二の丸駐車場のすぐ隣にある、二の丸広場から西出丸方面を撮影したものです。 西出丸は、本丸の西に設けられた抑撃と出撃のための防衛拠点で、北西隅に戌亥櫓(いぬいやぐら)があります。 ちなみに、西の丸広場には江戸時代上級家臣の屋敷が建ち並び、藩校の「時習館」が置かれていました。   二ノ丸広場から見た戌亥櫓。西出丸の北西に位置する木造2重3階の隅櫓です。   こちらも角度を変えて、戌亥櫓を望みます。写真中央には大きな範囲で水が溜まっていますが、空堀です。   こちらは南西に位置する未申櫓(ひつじさるやぐら)方面。それにしても大きな損害です。   こちらは元太鼓櫓です。 木造一重一階構造の隅櫓でしたが、熊本地震から2年あまりが経過した2018年の大雨に耐えきれず倒壊してしまいました。   西大手櫓門です。 西出丸には西・北・南と3つの大手門が置かれ、西大手櫓門は最も格式高い門でした。 2003年(平成15年)に復元されましたが、熊本地震での損害により櫓が傾き、現在では建物・石垣ともに回収されています。   西大手櫓門を過ぎると、南大手櫓門が見えましたが、残念ながらこの先への立ち入りは規制されていました。   宇土櫓 さて、北口ルートを天守を正面に見ながら進んで行くと、 宇土櫓(うとやぐら)を間近に見ることができました。重要文化財です。 宇土櫓は築城当時の姿を保っている3重5階地下1階の櫓です。天守に匹敵する規模と構造のため、「第三の天守」とも呼ばれています。 こちらは、少し進んで平左衛門丸から撮影した宇土櫓です。平左衛門丸は天守閣西側の曲輪で、かつて加藤平左衛門が預かったことから、そのように呼ばれています。 一見分かりづらいですが、やはり大きな損傷が見受けられます。   こちらは「五郎の首掛石」です。   天守 北ルートで、”現在地”までやって来ました。 もう天守は目の前です。 西側から見た大天守と小天守です。 四面に配した千鳥破風と最上階の南北につくられた唐破風と呼ばれる建築様式が特徴となっています。訪問時はまだ工事用の足場が目立っていましたが、2021年2月はじめにその足場も外された様子ですね。 大天守に近づきながら、天守の南から東へと移動していきます。   大天守の真下から見上げると、石垣がきれいな曲線で反りあがっていて、とても迫力がありましたよ!   天守東側までやって来ました。こちらは、西側と比較して工事用の足場はほぼありませんでした。 こうやって見ると、本当に美しいという言葉しか出て来ません。 熊本地震直後の映像を見た時は、その変わり果てた姿が本当にショックでしたが、5年でこのような状態にまで復旧されたこと自体がすごいことですね。   では、引き続き本丸から特別公開の南ルートへと進んで行きます。   ここからは別記事で紹介させていただきます。   Copyright © 2021 息子と行く!全国城めぐりの旅 All Rights Reserved. close

お城探訪:熊本城(その1)
サイト名 息子と行く!全国城めぐりの旅
タグ お城探訪記
投稿日時 2021-04-23 17:20:02

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