信濃上田 信濃先方衆様方との気分城々ツアー後編の詳細

信濃上田 信濃先方衆様方との気分城々ツアー後編
久太郎の戦国城めぐり
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記事タイトル 信濃上田 信濃先方衆様方との気分城々ツアー後編
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信濃上田 信濃先方衆様方との気分城々ツアー<城友さんと巡る信濃山城訪問記・城での約束を城で果たして:後編>らんまるさん、ていぴすさんに次から次へと案内していただける長野の山城。素晴しい遺構に加え、うっとりするほど美しい紅葉景色。それだけでもう「感無量」なのですが、このツアーまだま…… more だ続きます。午前中前半はなるべく登り少な目の予定を組んでいただいたようです。これは午後からの山城列島横断を見越してのお気遣い。次なる城も駐車場からすぐに主郭部へ至ることのできた富士見城です。⑥富士見城(長野県小諸市諸字城峯) 展望台があり芝生が敷かれ公園化された気持ちのいい城址です。城址なんですがどこか牧歌的な雰囲気にリラックスできます。富士見城は標高835.5mの飯綱山山頂に築かれています。近くにふれあい動物園や美術館なども併設された綺麗な公園です。天気が良ければここから富士山が見えることから「富士見城」なのですが・・。天気が良くてもこの日は見えませんでした。堀切には橋が復元されていて狭さがまたスリリングでした。各曲輪には当時の石垣が整備されて残っています。ていぴすさんによるとほぼ全周を石垣で組まれた形跡があるらしいのですが・・。後世に積まれた(或いは積み直された)石垣箇所もありそうだということです。いずれにせよ石垣の使用量が多く感じたので見応えのある城です。ここから眺める浅間山の雄大な事といったら・・もうブラボー!⑦飯綱城(上田市秋和)お次は山城サミットにもツアーが組まれた飯綱城へと登城しました。ここではらんまるジムニー馬が大活躍。ダート道を舗装道の如くカッとんで行きます。こんな時こそジムニーの威力は最大発揮されるのです(同感納得)。ここではいきなりステーキ大堀切がメインディッシュになりました。驚いて空いた口も塞がらないといった執念の岩盤抜き大堀切!見ただけでこの世のものとは思えない堀切でガツンと一発食らいます。上幅は約25メートル。対岸の曲輪の端部とは38メートルもある全力遮断系。しかも堀底は土塁が走る堀底二重堀切となっています。それも岩盤堀抜き・・。どうやってあちらに辿り着け、というのでしょう・・。頭パニックです。宮坂先生の図面と解説案内を参考にしてください。(説明版より転用いたしました)曲輪前面にも岩盤抜き、ここに挟まったらまさに「岩盤浴」であろう・・。主郭部にて景色を眺めながらおにぎりを食べました。お城もお腹も腹一杯!しかしらんまるさんのブログで拝見した写真の印象とかなり違って見えました。それは今回樹木がやたらと伐採され切り倒されていたからです。倒された木々が丸ごと堀底に転がっている・・。これってどうなんでしょう?確かに見やすいし、堀のスゴさも伝わってきます。お気遣いも感じます。でも遺構が(自力で)長く残せるような心遣いもしてあげて欲しいモノ。他県者の若造が生意気に言ってしまいますが、バランスが大切だと思うのです。さ、それでもまだまだ山城ツアーは続きます。それもサブボス、ラスボスへと・・。⑧砥石城城砦群(上田市住吉砥石上野城山)いよいよこの日の最終決戦、砥石城縦走ツアーが始まりました。これは自分が「時間があったら行ってみたいです」と半ばせがんでいた城でした。自分の願いを時間配分して組んでくださったお二人には感謝しかありません。籠城兵はわずか数百であった城兵が数千の武田方包囲軍を打ち破った話は有名です。葛尾城から駆けつけた村上義清の軍勢に挟撃され武田軍は惨敗して退却しました。世に言う「砥石崩れ」と呼ばれる名合戦の舞台、名城郭といっていいでしょう。おぉ!どこかで見た門です、・・そうだ!らんまるさんのブログでした!カッターで切り込んだような切岸の主郭部に見とれる。ここに登るまでは結構な急斜面を息を切らしての登城となります。自分は結構自信があるほうなんですが、ていぴすさんのペースの早い事早い事!付いていくのに精一杯でした。太ももが悲鳴を上げるか、息が切れるか、これも山城体験の醍醐味というものでしょう。「山城を攻める」、ということは大変なんですよね。主郭部に着いたと同時に天を仰ぎ、乱れに乱れた息を整えるのでした。主郭部は武田軍を撃退したとは思えないような簡素な空間です。それがかえってスゴイと思うのです。いかに厳重な堀や土塁を普請したところで守り手の士気がなければただの場所。この空間で必勝の想いを胸に立てこもった将兵たちの息づかいを感じるのです。続けて本城、桝形城へとトライしていきます。(どんどん行くお二人)本城の石垣遺構が妙にリアルに感じ入ります。本城はさすがに広い。「守りの差配指示所」といった印象を受けます。明確に取り巻いた土塁が残っていて感動。そしてさらに登って桝形城へと到着です。ここでは土橋と堀切のセット遺構が印象的でした。桝形城から睨む真田の里方面。この至近距離になんだかこっちまで緊張。さ、陽も傾いてきました。米山城へと反転します。(ていぴすさん、はえ~) 一足飛びですが、米山城へ到着。ここも結構キツカかった・・。米山城は砥石城の南西にある連続峰に築かれています。砥石城とは一城別郭となる城で、もっとも前線に近い城ともいえます。主郭部には村上義清公の碑がありました(写真上の右)。東側には石積も見られて堅固そう。米山城の主郭部の様子。・・とそろそろタイムアップの時間になりました。ここでしばし佇んでいる3人。なんだかやり切った感でいっぱいです。あっという間でしたが、行く先々で足を止めて、目を輝かせた信濃の城たち。そのままお土産屋さんにもお付き合いしていただきいろいろと教えて頂きました。自分のみならず家族のことまでお気遣いをいただきました。らんまるさん、ていぴすさんには本当に感謝!これしかないです。楽しい時はあっという間に過ぎてしまうものですね。不意に泣きたいような気持になってしまいました。そう・・、自分涙もろいんです・・。帰りた~くな~い~♪(小学生か)でもまたお会いできる、この先まだいくらでもお会いできる、そして城も然り。お互いにっこり笑顔でさよならです。またお会いできるのを楽しみに・・和田峠を越えた諏訪湖と夕陽に願うのでした。ありがとうございました。 close

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投稿日時 2020-11-30 01:00:05

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