美濃　郡上吉田城　（岐阜県郡上市初納吉田・小洞山）山城に登って見学を終えて下山、ひと心地着いたのもつかの間・・。「・・あれ？・・え？・・ウソ？・・え、マジで？・・ない！、あちゃぁ忘れたぁ～！」・・てな具合で本丸付近に忘れ物をしたという覚えはないでしょうか？それが１００円ショップと…… more かで新調できるものなら踏ん切りもつきます。しかし財布やスマホ、カメラなどの貴重品だったらどうでしょう・・。ためらいなく戻りますよね？幸い誰も登ってこない山城でしたからいいようなものの、これは結構焦ります。夕暮れ迫る比高差がある山城ではブースト全開での大返しです。無事に忘れ物を回収できた時は抱きかかえて謝ります（とりあえず安堵）。「俺が悪かった、もう二度と離さない！」（そして感涙）黄昏夕陽と共に再び下山の途につきます。・・さ、一緒に帰ろ。自業自得とはいえ、トホホ・・ですよね。さ、前置きはこのくらいにしてそんなミスもいい思い出、今回の郡上吉田城です。中央のどしっとした山・小洞山山頂部一帯が吉田城と伝わる。吉田集落の八幡神社を目指します。吉田氏築城の際祀られたといわれています。享禄の頃（1528～1531）京都から下向した吉田太丸左衛門正邑の築城と伝わります。その後天文年間（1532～1554）には吉田甚右衛門が社殿を造営したそうです。また永禄年間（1558～1570）には遠藤胤俊に属する在地土豪として吉田左京進の名もみられます。ちょっと消えかかってますけど城址碑が立っています。説明版にある通り、漠然とした広い自然地形が広がっています。南に張り出した尾根一帯には城郭向きの場所があります。しかし、顕著に遺構が残っているとは言い難い状態です。南に竪堀とも映る谷がありますが自然の谷で遺構ではないでしょう。あまり登城はお勧めできません・・。（立ち入り禁止区域もあるので注意）吉田城主の乗馬臺石の伝説石が伝わっています。城主が馬にまたがる際にこの石を踏み台にして乗ったようです。颯爽とまたがった、と思いたいのですが・・、足が短かったのでしょうか（失礼）。・・いや、きっと馬の背のほうが高かったのでしょう。そう、そうに違いない。透き通った水の流れ、キラキラした川面の清流・吉田川です。郡上田城の東麓、八幡神社を示します。城址碑・説明版が立っています。吉田城主の乗馬臺石の碑はここから400ｍ程南西の民家の敷地内にあります。道路からの見学は可能ですがマナーを守り無断で立ち入ることのないように注意しましょう。皆さま、城址での忘れ物には注意しましょう！！ close

美濃　郡上吉田城　 千畳敷と呼ばれる広大な山頂部