■所在地 新潟県妙高市大字宮内 ■遺構　郭・堀 ■城のタイプ　山城　■築城者　長尾氏鮫ヶ尾城は、16世紀の後半に春日山城の前衛として普請された頸城（くびきぐん）地方最大の支城といわれています。上杉謙信亡き後の上杉景勝と上杉景虎の後継者争いで越後を二分する大戦乱に発展した…… more 「御館の乱」の時の城主は、堀江宗親でした。宗親は、上杉景虎方の有力武将でこの城を経由して景虎を関東の実家の北条に逃そうとして入城させましたが、宗親は寝返り工作に応じ二の丸に火を放ち退去、その後、上杉景勝の総攻撃に落城し上杉景虎は妻子共々自刃して果てました。上杉景虎は北条氏康の子息として数奇な人生を送った人物という評価に留まらず、「関東一の美青年」と称されています。          (1)本丸と景色、(2)上杉景虎像、(3)上杉景虎供養碑、(4)斐太遺跡、(5)東二の丸堀切、(6)大竪堀、(7)本丸跡、(8)米蔵跡、(9)三の丸跡城内にある沢山の深く長く伸びる竪堀が見所です。それだけで大満足です。城は、春日山城の縮小版って雰囲気で越後の山城って感じで素晴らしいです。勿論、縮小と書きましたが、城域も広くて大城郭です。ちょっとしたハイキングで楽しめる場所で、自然と遺構に癒されました。麓の勝福寺の上杉景虎像と供養碑がありますのでセットで拝観をおすすめします。 close

【続100名城】鮫ヶ尾城