第387回:[伊予]松前城(加藤嘉明が水軍を率いた城)の詳細

第387回:[伊予]松前城(加藤嘉明が水軍を率いた城)
こにるのお城訪問記
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記事タイトル 第387回:[伊予]松前城(加藤嘉明が水軍を率いた城)
概要

訪問日:2018年10月松前城(まさきじょう)は愛媛県伊予郡松前町にあったお城です。正木城とも書き,読みは”まさき”です。町史跡に指定されています。歴史的には非常に重要な城ですが,東レの工場と住宅により跡形も無い状態で,県道22号線沿いの一角にある城碑と案内板だけがかつて城であっ…… more たことを示しています。歴史は古く平安時代に遡るともいわれますが,南北朝時代には存在があったことが文献で確認されます。南北朝の動乱では大森氏や平岡氏等が入ったとされます。戦国時代になると伊予の戦国大名 河野氏の支城として西側の海を守る基地として機能しました。1585年 豊臣秀吉による四国征伐で河野氏が追われると粟野秀用(あわのひでもち)が入りましたが豊臣秀次事件に巻き込まれたため1595年 賤ヶ岳七本槍の一人として知られる加藤嘉明が志知城より移り城主となりました。湯築城の河野氏が滅亡以降の豊臣政権では松前城が伊予の支配拠点となったわけですが,淡路時代から水軍を率いていた嘉明にはうってつけの城だったことでしょう。1600年関ケ原の戦いと同時期に行われた四国での戦いでは東軍の加藤嘉明が留守の間にこの城を西軍の毛利軍や河野氏の旧臣が攻撃します。この戦いは三津浜夜襲の名で知られます。結果は佃十成(つくだかずなり) 等の活躍で撃退に成功し,西軍方では村上元吉等の有力な武将が戦死しました。1603年加藤嘉明は松山城を新たに築き移ったため廃城となりました。  ◆県道に案内が出ておりますが,過ぎてしまわないようにしましょう。右手は東レの工場と駐車場が広がっています。◆松前城跡の正面。二の丸を耕作地に変えた時に余った土を盛ったそうです。  ◆大正14年(1925)に城碑などは整備されました。◆城の成り立ちを示した案内板。歴史的には非常に重要なお城なのですが,残念ながらの石碑城です。近くを通るなら寄ってみても良いのではないでしょうか。大きな地図で表示お城巡り ブログランキングへにほんブログ村FC2 Blog Ranking close

第387回:[伊予]松前城(加藤嘉明が水軍を率いた城)
サイト名 こにるのお城訪問記
タグ 愛媛県の城郭
投稿日時 2020-08-16 01:20:05

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