美濃金山城 国史跡指定 岐阜県の詳細

美濃金山城 国史跡指定 岐阜県
古城巡り2015
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記事タイトル 美濃金山城 国史跡指定 岐阜県
概要

㊟イメ-ジ図になります♪(o・ω・)ノ))天文6年(1537年)に尾張国侵攻のため斎藤道三の命令で近辺の14諸将の協力を得て猶子の斎藤正義が築城し、烏峰城と名付けられた。しかし正義は天文17年(1548年)に近隣の久々利城主土岐悪五郎に久々利城へ招待された際に討たれ、城主が一時不…… more 在となった。その後織田信長が美濃国を領地としたことにともない、永禄8年(1565年)に家臣の森可成が城主となり兼山城と改称した。 元亀元年(1570年)に近江宇佐山城の戦いで可成が戦死し、その直前に長男の可隆も天筒山城で討ち死にしたため、次男の長可が跡を継ぎ城主となった。天正10年(1582年)長可が信濃国川中島に転封されると弟の森成利が入るが成利は同年中に本能寺の変により討死し、また長可も情勢不安の川中島を捨てて戻って来たため、再び長可の領地となる。天正12年(1584年)に長可が小牧・長久手の戦いで戦死すると、可成の六男の忠政が城主となる。慶長5年(1600年)に森氏が川中島藩に転封されると城は石川貞清の所有となり、建物は解体され石川氏の居城である犬山城の改修に使われたという。兼山城の天守が犬山城の天守として移築されたという伝承があったが、昭和36年(1961年)の犬山城天守の解体修理の際の調査の結果、移築の痕跡がまったく発見されなかったため、移築説は現在は否定されている。城の建造物は慶長5年(1600年)に解体され、麓の兼山湊から木曽川を通じて犬山まで運び犬山城の改修工事に利用されてしまったが、犬山市の瑞泉寺に二の門が、可児市兼山に裏城戸門が移築現存している。出丸兼山城の第一防衛線のため大手口に築かれた曲輪。城内で唯一独立している郭で、規模は東西約50m、南北約43mで城内で最も広い曲輪である。北側は高さ約3mの土塁で築かれ、南側は高さは約3.4mの石垣で築造されている。出丸の石垣は城内で現存する石垣の中で最も古いといわれている。現在は近くに駐車場があるため他の郭と比べて比較的整備されている。出丸 石垣主要遺構へ三の丸 門跡三の丸の南側に存在した門。両側とも土塀と隣接し、正面から見て左側に門番がいたと考えられている。礎石が他の門よりも大きいことから大きい規模の門であったことがいえる。礎石だけが現存している。虎口 水の手へ(通行不可)水手門は西腰曲輪と三の丸見張櫓の間に存在した門。通称:水の手門。水の手へ向かう入口の役割を果たしていた。破城痕が残る石垣見上げれば石垣!本丸か? 二ノ丸南腰曲輪の南側に位置する郭。家臣団の屋敷(侍屋敷)が設けられ、南側に見張櫓、北側に二の丸門が設けられていた。大手桝形二の丸から本丸へ登る途中にある門や土塀に囲まれた空間。南側正面に大手門、大手門を過ぎて右手の石段「3段」の上に二の門が設けられていた。規模は南北約9m、東西約12m。普段は武士達への威厳を示す場所であり、ここまで来た武士は呼吸を整えながら、本丸へ登るために衣紋の乱れなどを直していた。南腰郭本丸の南側に位置している郭。規模は320㎡で中央部に武器櫓が設けられていた。天守台南西石垣東腰郭本丸の東隣に位置している郭。北側には東西約10m、高さ約3mの石垣を構築し、石積手法は野面積で出丸の石垣とともに城内で最も古いといわれている。面積は東西約21mの330m2で天守台の石垣の隣に天水井戸が設けられていた。天水井戸東腰曲輪の西側に存在した井戸。山頂にあることから雨水を貯めていた井戸と考えられている。終戦前まで完全に現存していたが、戦後に何者かによって破壊されてしまった。規模は深さ約1.4m、幅1.5m、長さ約2.5mあった。搦手門の礎石東腰曲輪の南東隅に存在した門。本丸から左近屋敷へ向かう途中に置かれていた。現在は礎石が残るだけである。本丸虎口金山城本丸古城山の山頂部に位置し、兼山城の中枢となっていた。周囲は土塀に囲まれ、北側に天守を設け、隣接して南東側に小天守、さらに小天守の南西側に袖櫓が隣接していた。そして、中央部に本丸御殿、南西側に西南隅櫓を設けていた。天守と本丸御殿の間に建物の礎石が見つかっているが、詳細は不明である。(現在本丸には神社は有りません2020.7.22)金山城城址碑 本丸金山城説明板 本丸展望台より明知庄を望む美濃金山城 Google人気ブログランキング close

美濃金山城 国史跡指定 岐阜県
サイト名 古城巡り2015
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投稿日時 2020-07-27 14:40:02

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