築城時期は定かではありませんが、管領細川高国が西国勢と北摂武士団への備えとして配下の能勢頼則に命じて築城したと云われています。細川高国、能勢頼則が存命時期を考えると1500年あたりかと個人的に推測します。　 場所は、京都から南西部に位置し、縄張りは天然の要害…… more を利用した山城で、最盛期には、本丸・出丸・東曲輪群を配し、土橋や土塁・石垣を構築した戦国時代屈指の巨大な規模だったと云われています。 能勢氏が3代続いた後、1553年、阿波徳島から攻め上がってきた三好長慶が細川晴元を擁し、入城。その後、長慶は主君の晴元を追放、1560年に飯盛山城に移るまで長慶の居城していたようです。しかし、続いて長慶の子、義興が城主になったものの、着任してわずか3年に死去。 1568年には、織田信長が摂津へ侵攻し、細川昭元、三好長逸らが籠城し応戦しましたが芥川山城は落城しました。 落城後、和田惟政が入城しましたが、すぐに高槻城へ移り、1573年、芥川山城は廃城となったされます。 現在は、いつの時期かがまだ特定されていませんが土塁や石垣、堀切などの遺跡がよく残っています。写真の通り、本丸跡から高槻市内一帯が一望できます。【交通アクセス】JR東海道本線高槻駅からバスで塚脇下車徒歩15分【近隣の高校】大阪府立芥川高等学校 1980年に全日制普通科高校として開校。公立校ながら珍しく食堂があります。 主な特色として情報の授業では、同じ高槻市内にある関西大学総合情報学部との高大連携をおこなっているそうです。2013年からグローバル専門コースを設置されています。 部活動では和太鼓部とダンス部の活動が盛んだそうです。 close

第709号芥川山城