阿波 上桜城  三好義賢の片腕・篠原長房の居城を訪ねての詳細

阿波 上桜城  三好義賢の片腕・篠原長房の居城を訪ねて
久太郎の戦国城めぐり
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記事タイトル 阿波 上桜城  三好義賢の片腕・篠原長房の居城を訪ねて
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阿波 上桜城 (徳島県吉野川市川島町桑村植桜)<県指定史跡>-篠原長房・長重父子の旧蹟を訪ねて-【海部川風流マラソンで訪れた阿波の城と史跡・その⑥】再三申し上げておりますが、徳島県で開催されたマラソン大会参加+の城めぐり。その中でも強く自分の心に残った城を至極簡潔に紹介していくシ…… more リーズです。・・だんだん適当になってきてないか?と思われるのは多分気のせいかと・・(汗)。ステイ・ホームの現状で思い返せば心躍る城めぐりの旅でした。皆さまにおかれましてもまた城めぐりに行ける日がやってくる事を祈っております。さて、今回は阿波の名将にして名相、篠原長房の居城・上桜城を訪ねてみました。長房は三好義賢重臣の筆頭格であり、信頼厚い武将であったようです。天文22年(1553)義賢が阿波国守護・細川持隆を殺害するとこれに従い指揮下に入ります。義賢に従い、或いは義賢に代わって各地を転戦、三好氏の勢力拡大に尽くしていきます。城跡へは背後の道路沿いから簡単に散策できます。(路駐できます)ただしこの道路を敷く際に上桜城の西の丸が一部破壊されてしまったようです。今回西の丸は見学しておりませんが、曲輪の一部と堀切・土橋は残っています。後から知ったので次回の機会があったら見てみたい遺構です。説明版には是非破壊された遺構も含めた図示案内もして欲しいです。(じゃないと、西の丸の存在も行き方もわかりません)入口に立つ城址石碑。山城なのに珍しく下に降りながらの散策です。本丸に向かって降りていく道には傍らに手水鉢があります。上桜城へ進入する各道はこの手水鉢の地点で交差しています。すなわち、大手道、本丸道、西の丸道、水の手道の交差点となっているようです。その分岐点に置かれた手水鉢、なんだかとても風流な印象を受けました。ところでこれは?当時からのモノでしょうか?(そこ大事)祠と城址石碑がある本丸に到着します。祠が設置された土塁は或いは櫓台でしょうか、幅も広く一段高くなっています。本丸一帯は多少ブッシュですが整備されており、眺望が素晴らしかったです。北に阿讃山脈、東西に吉野川の平野部を見渡せます。三好氏の畿内進出の地盤となった揺籃の地・阿波を見通せます。天気が雨上がりの曇りでしたがそれでもよく見通せます。水運路である吉野川、陸運路である伊予街道を俯瞰できます。晴天ならここから吉野川の河口付近まで確認することもできるとの事。『※新加制式』の制定など長房は文武両道の忠義の士・「紫雲」公として敬われています。※新加制式・・三好氏の分国法。長房によって制定されたと伝わります。 分国法というより家臣を対象としたいわゆる家中法という性格が強い式目。永禄4年(1561)7月に始まる対畠山高政・根来寺戦では義賢に従って和泉国に出陣。翌年3月の久米田の戦いにおいて先陣を任され勇戦します。しかし手薄となった本陣を襲われ主君・義賢は落命してしまいます。久米田の戦いの後、長房は剃髪し岫雲斎怒朴と号しました。 ルイス・フロイスは著書『日本史』において、長房をキリスト教に理解のある人物と評しています。また彼の権力は非常に強力な影響力があったようです。フロイスをして「阿波国の絶大の領主」、「偉大にして強力な武士」と称された長房。長房の権威は三好三人衆さえ凌駕し彼らを動かすほどの立場にあったと伝わります。その権力故に諸臣の中には反発もあったようです。元亀4年(1573)5月、長房は三好長治・細川真之により居城の上桜城を攻撃されます。約2か月に及ぶ籠城戦を展開し長房と嫡男・長重は7月16日早朝、十河存保の陣を急襲します。しかし敗北し嫡男・長重は討ち取られ長房は自害したと伝わります。(上桜城の戦い)。三好氏の衰退は一族の大将級の不運な死が重なったことも大きいです。しかし長房らの忠臣を排除するに至った事態も大きな痛手となって跳ね返っていきます。ここ上桜城の本丸にて長房公の尽力を想うと敬服の念が湧き上がりました。Ⓢは説明版・石碑が設置された林道窪地で駐車可能です。西の丸の近くになります。Ⓖは本丸です。3分程歩いての到着。 close

阿波 上桜城  三好義賢の片腕・篠原長房の居城を訪ねて
サイト名 久太郎の戦国城めぐり
タグ 阿波の城めぐり
投稿日時 2020-04-30 01:00:39

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