第368回:洲崎館(武田信広はこの城館から勢力を伸ばした)の詳細

第368回:洲崎館(武田信広はこの城館から勢力を伸ばした)
こにるのお城訪問記
ページの情報
記事タイトル 第368回:洲崎館(武田信広はこの城館から勢力を伸ばした)
概要

訪問日:2017年8月洲崎館(すざきだて)は北海道檜山郡上ノ国町にあったお城です。国史跡に指定されています。1457年のアイヌの蜂起であるコシャマインの戦いを平定した中心人物として知られる武田信広の城館として知られます。信広は客将として仕えていた花沢館の館主であり上ノ国守護であっ…… more た蠣崎季繁(かきざきすえしげ)に気に入られその養女を妻を迎えました。この時に築いたのが洲崎館で後に勝山館を築き本拠地を移すまでこの館で勢力を伸ばしました。後の蝦夷の戦国大名 蠣崎氏,さらには江戸時代の松前藩 松前氏の始祖となる信広の発展の歴史は館より始まったと言って良いでしょう。  ◆現在砂館神社(すなだてじんじゃ)となっています。砂館神社は1462年洲崎館の北の守り神として建立とされ,松前藩の信仰の対象となっていました。◆神社の正面に案内板と史跡上之国館跡のうち洲崎館跡の城碑。現地の案内案より(スペースの都合上横向き 、右が北方面)これによると神社の背後にも城域は広がっていたようです。ここでは多くの中国銭や陶器が発見されています。  ◆神社参道の様子。普通の光景のようですが、◆周囲を見回すと城郭ならではの土塁等が残っております。  ◆この祠の背後も土塁ですね。◆御覧の様に土塁で地形がうねっている様子が分かります。  ◆かなりの高さの土塁も残っています。◆このように段状に削平されたところは曲輪跡と考えられます。  ◆神社社殿の背後にある堀切です。北側の曲輪との間を仕切っていました。◆神社の手水舎には武田菱が刻まれています。戦国の蝦夷を駆け抜けた武田信広勃興の地と言える場所です。付近には勝山館や花沢館もあり蝦夷の中世史には欠かせませんので是非とも訪れて欲しい場所です。 大きな地図で表示 お城巡り ブログランキングへにほんブログ村FC2 Blog Ranking close

第368回:洲崎館(武田信広はこの城館から勢力を伸ばした)
サイト名 こにるのお城訪問記
タグ 北海道の城郭
投稿日時 2020-04-20 19:00:02

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