対馬 金田城 [2/4] 高さ5mの巨大石垣が守る二ノ城戸へ。の詳細

対馬 金田城 [2/4] 高さ5mの巨大石垣が守る二ノ城戸へ。
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記事タイトル 対馬 金田城 [2/4] 高さ5mの巨大石垣が守る二ノ城戸へ。
概要

対馬 金田城 訪問記 其の二。 [前回までの訪問記 概要]軍道を通って石塁へ。突如開けた場所に現れる巨大な石塁の城壁に圧倒される。残存状態の良い東南角石塁や三ノ城戸を見る。更に北上し二ノ城戸を目指そう。 訪問時期:2019年1月対馬 金田城 訪問記 − 其の一、二、三…… more 、四。 <訪問記> 三ノ城戸から先は斜面。設置された階段を登っていく。石塁は崩れてしまっているのか、石がゴロゴロ。開けた場所まで来るとまた石塁らしき石積みが露出してきた。大きく崩れてしまっているのか、石積みというより斜面の上に石が散乱している状態。だがところどころ状態の良いところもあり、石塁の側面が見えるような場所もある。ここからも黒瀬湾を一望。往時は湾側から見上げると、長大な石垣が山の上を囲んでいる様がよく見えただろう!見たい!所々に残る残石。東南角に比べ現存状態は良くない。石塁から逸れて、少し内側の頂部へ。突如削平地が現れ、建物跡が平面復元されている。地面の下は岩盤なので、岩盤をくり抜いて柱を立てている。このあたりはビングシ山と呼ばれる場所で、約2mごとに柱を8本持つ建物が建っていたようだ。ビングシ山から少し奥へ進むと、左右を土塁で囲まれた場所へ到達した。このまま奥へ進むと斜面を降りていき、二ノ城戸方面へと続く。この場所は門跡のようだ。城内でもっとも広い平場で、斜面に土塁を築いて遮断し、土塁の切れ目には門があったという。ビングシ山を守るように築かれており、複数の掘立柱建物跡があったことから、このあたりが金田城の中枢であったとされる。斜面を登るように築かれた土塁。地図を見ると、石塁ラインよりやや内側に位置している。きれいな穴が開けられた門の礎石。1つしか見つかっていないとか。残念ながら手前のきれいな礎石はレプリカで、現物は右奥に写っている苔むした石の方。残念。外側から見返したビングシ門跡。土塁は往時はもっと高く、門のある場所以外からはビングシ山内部には入れない構造だっただろう。ビングシ山内の他の掘立柱建物跡。こちらは東屋として再現されている。ビングシ山を越えて、二ノ城戸を目指そう。約15mって、すぐそこ!いきなり現れる巨大な城門跡。これはすごい!二ノ城戸 説明板。実際は石垣の上半分が崩落流出しており、2004年に解体積み直し工事を行い復元している。城門部分は階段状の石畳を持ち、三対の礎石が現存、間口2.8mの巨大な城門だったとか。早速見てみよう。二ノ城戸を上から。城戸から直接下に降りられるようになっている。サイドの石垣。上部は整備による積み直しとのことだが、現存部との境がわからないぐらい遜色なく仕上げてある。なお門内の金網の石段部分は遺構ではないとか。反対側のサイド。谷をカーブを描くように石塁が遮っている。門あたりだけ大きな石材が使われている。右下の鉄網の部分は崩落防止のためのもので、当時のものではない。下の方に排水溝らしき穴が見られる。城門部分を下から。三対の礎石がどこにあるのか分からなかったが、石垣の間にあった?城門入口の全面に設置した石段や鉄の金網(礫カゴ)部分は築城時の遺構ではありません説明板。二ノ城戸を横から。この正面の石段に見える部分が、遺構ではないと書かれていたところかな。上から二ノ城戸全景を見る。石垣が分厚い!二ノ城戸 城門跡 説明板。城門は間口1間、奥行き3間の、縦長の形式だったとか。右下の整備完成図を見ると元々は先程降りてきた城門跡ではなく、その向かって右側に階段を造る予定だったようだ。では二ノ城戸を越えて、更にその北側に残る一ノ城戸を目指そう。二ノ城戸から延びる石塁の少し先に一ノ城戸がある。石塁に沿って北へ。草に一部埋もれてしまっているが石塁の内側。このあたりから石塁の上へあがれそうだ。石塁の外側を見下ろしてみる。かなりの高さだ!斜面を無理やり上って攻めてきてもちょっと越えられそうにない。 >> 対馬 金田城 [3/4] へ続く。<< 訪問時期:2019年1月撮影機器:FUJIFILM X-T20 + XF10-24mm ページの一番上に戻る close

対馬 金田城 [2/4] 高さ5mの巨大石垣が守る二ノ城戸へ。
サイト名 城めぐりチャンネル
タグ お城 続日本100名城
投稿日時 2020-04-03 11:40:01

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