2020/1/19 滝山城跡景観維持・回復活動「お屋敷跡」 出ました!季節限定 畝状の堀の詳細

2020/1/19 滝山城跡景観維持・回復活動「お屋敷跡」 出ました!季節限定 畝状の堀
NPO法人 滝山城跡群・自然と歴史を守る会 公式ブログ
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記事タイトル 2020/1/19 滝山城跡景観維持・回復活動「お屋敷跡」 出ました!季節限定 畝状の堀
概要

1月19日に実施した滝山城跡景観維持・回復活動の報告をします。9時30分 中ノ丸集合、水溜まりには氷が張っていました。今回の参加者は14名、多いような少ないような!?昨年11月と12月は寒さのためか参加者極少でした  活動場所は「お屋敷跡」。引き続き整備してきた「お屋敷跡」での作…… more 業は今回で終了です。写真は「大馬出」から見た「二ノ丸」方面。それでは、「いつものように活動の成果をA地点からD地点に分けてみてみましょう」というところなのですが、先月の作業である程度仕上がっていたので、作業前後を写真で比べてもあまり変化はわかりません。作業内容としては樹木が混み合った部分の間伐とその片付けです。ブルーシートが敷かれているところは「仕切り土塁」の上になります。【A地点 作業前】【A地点 作業後】地面に片づけられた木の量が増えています。見通しが良くなりました。【B地点 作業前】奥に「仕切り土塁」があります。【B地点 作業後】作業前と比べると「仕切り土塁」がはっきり見えるようになりスッキリした感じです。【C地点 作業前】樹木が混み合っていることと地面に散乱した木が気になります。【C地点 作業後】あまりキレイになったように見えませんが、少しは見通しがよくなりました。「仕切り土塁」です。この呼び名は「お屋敷跡」を二つに分けるようにあるのでこのように呼ぶようになりました。さて、今回一番変化を遂げたのはD地点です。 「お屋敷跡」 大池側は樹木に遮られ視界不良です。その樹木の一部分を間伐しました。【D地点 作業前】【D地点 作業後】なぜこの部分の樹木を間伐したかというと次の写真をご覧ください。この下には堀があります。しかもはっきりした凹凸がある畝状の堀です。この堀を「お屋敷跡」から見えるようにするため樹木を部分的に間伐しました。ところで、写真には写っていませんが写真のすぐ左から「大池」に向けて土塁が延びているので、それに沿って降れば「大池」に辿り着きます。それでは、この堀のなかに移動します。「お屋敷跡」から降りようとしたのですが、かなりの急降下になるので刈り払機を肩に下げたままでは危ないので、遠回りで面倒だったのですが「大池」まで降りてから竪堀を登りました。写真上部 木々の間の明るい部分が「お屋敷跡」です。竪堀は一見簡単に登れそうですが上部は傾斜がきつく大変滑りやすいです。畝を見に行くときは滑って転んで汚れてもかまわない服装でチャレンジしてください  竪堀を登った場所からみた「お屋敷跡」【作業前】作業前と書きましたが既に間伐が始まった状態です。【作業後】上から下を見降ろせる視野が確保できました。【作業前】ここに堀があることは下草を刈らないとよくわかりません。【作業後】出ました!下草を刈った時だけ現れる季節限定 畝状の堀。せっかく刈ったのですが、夏にはまた元通り薮になっているかもしれません。この冬から春が見学するチャンスです。滝山城跡の堀のなかでも、畝状になっているのがはっきりとわかる堀は他になく貴重な遺構です。この畝状の堀を近くで見る場合は、先ほどの竪堀を登るか「お屋敷跡」から直下降しますが、どちらも難所です。直下降は危険です。登ることはどうにかできますが、普段活動で傾斜のきつい斜面に慣れた人達でも途中で身動きがとれなくなりそうになりました(下の写真:このあと登りきりました)。「お屋敷跡」からも見えますので無理はしないようお願いします。このようなかたちで「お屋敷跡」の整備は終わりました。特に派手な遺構はありませんが時間があったら訪れてみてください。以上、活動報告でした。あっ、それと重要なことがありました。滝山城の大手口は「天野坂」or「鍛冶谷戸」どっちだ論争「鍛冶谷戸」はここ「お屋敷跡」方面のことです。どっちだ? 迷っていたのですが「お屋敷跡」の整備を終えて自分の答えはでました・・・皆さんはどのように考えていらっしゃるでしょうか?オマケの記事です。「大馬出」から何が見えるでしょうか? 写真中央➡富士山が見えます、富士山見えるとテンション上がるのは自分だけでしょうか?そしてもう一枚「中ノ丸」から多摩川方面、写真中央ずーっと遠くの方浅間山が見えました。浅間山 山頂にて close

2020/1/19 滝山城跡景観維持・回復活動「お屋敷跡」 出ました!季節限定 畝状の堀
サイト名 NPO法人 滝山城跡群・自然と歴史を守る会 公式ブログ
タグ 下草刈り日誌
投稿日時 2020-01-23 01:20:03

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