訪問日：2016年2月検見崎城（けんみざきじょう）は鹿児島県肝属郡肝付町にあったお城です。鎌倉時代より大隅国で勢力を持った肝付氏の一族に検見﨑氏がいます。肝付兼俊（きもつけかねとし）の四男である兼友がこの地を支配し検見﨑氏を名乗りこの城を城館としました。戦国時代を通じて高山城（こ…… more うやまじょう）の本家 肝付氏とともに行動していました。江戸時代に本家の肝付氏が衰退していたため検見崎兼明が相続したと伝わります。1813年 兼明は阿弥陀堂となっていた城跡に初代兼友の供養塔等を建立しています。  【左】検見崎城の正面。【右】案内板は設置されており，歴史の概要，堀跡等が残っていること等が記載されています。  【左】入口です。検見﨑城の案内プレートがあります。【右】城跡はその後阿弥陀堂となっていましたが，明治時代に阿弥陀堂も廃されました。鎌倉時代から戦国時代にかけての五輪塔や宝塔が現在も残されています。これらは検見﨑氏の墓と伝わっています。  【左】手前が初代兼友の供養塔です。【右】土塁のように盛り上がった部分もあるのですが，阿弥陀堂時代のものかもしれません。阿弥陀堂跡以外は酷い竹藪でした。  【左】竹藪の中をのぞくと，案内板にあるように堀跡らしき窪みを確認することが出来ます。【右】一度道に出て東側の堀跡の正面から見ています。大隅国に覇を唱えた肝付氏はそこそこの知名度を持っていることに対して，検見﨑氏はその支族と言うことでマイナーかもしれません。高山城のついでに訪れてみました。大きな地図で表示 お城巡り ブログランキングへ にほんブログ村FC2 Blog Ranking close

第226回：検見崎城（肝付氏の支族 検見崎氏の城）