江戸城にゆく三十六見附編  其の三十五:北橋詰門/其の三十六:平川見附の詳細

江戸城にゆく三十六見附編  其の三十五:北橋詰門/其の三十六:平川見附
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記事タイトル 江戸城にゆく三十六見附編  其の三十五:北橋詰門/其の三十六:平川見附
概要

東京都にあります江戸城三十六見附跡巡り。三十六見附編最終回となる今回は三十五見附目となる北橋詰見附および三十六見附目となる平川見附跡です。江戸城見附図 ※画像は人文社刊行の「江戸切絵図で歩く」より引用北橋詰見附跡です。現在地は本丸天守台近くの門になります。門をくぐります。北詰橋か…… more ら見る平川濠方面の景色です。乾濠方面の景色です。なんとこんなところに刻印が。橋側から見る北詰橋門です。北詰橋を降ります。坂を降った先に説明板がありました。北桔橋門は、江戸城本丸の搦手門にあたる門で、代官町通りを隔てて北の丸に面しています。江戸城の天守閣と大奥から直接外部に通じる門で、極めて重要な位置にあることから、江戸城の石塁のなかで最も濠を深くして石垣は高く堅固で雄大な壮観に仕上げてあります。また、橋は滑車を使い跳ね上げて交通を遮断する仕掛けにしてあることから桔橋門と呼ばれました。坂を降り、代官町町通りを千鳥ヶ淵方面へ進みます。沿道には石垣の一部も展示されています。道中にあります乾門です。乾門の説明板です。乾門は江戸城三十六見附門には含まれていない門になります。明治21年の明治宮殿造営に際して旧西ノ丸の裏門を現在地に移設して黒の薬医門形式の門に改築します。この門は北の丸にあった近衛師団の第1,2連隊の正門と相対していて、宮城(皇居)を日夜警備する近衛兵の出入り口でもありました。この門入ると乾濠(三日月濠)、西桔橋門、蓮池濠に沿った乾通りには、桜や紅葉など四季折々を彩る並木通りで宮内庁に至ります。主に皇室の方々の通用門になっていて警備も厳重です。乾門の名は、江戸城の巽二重櫓の対角線上の西北に位置する戌亥(乾)の方角にあたるので命名されたのが由来です。さらに沿道を進みます。反対車線側に石垣と土塁があります。反対側からの土塁と石垣です。説明板もなく詳しいことはわかりません。その付近にあります銅像です。北白川官能久親王の銅像だそうです。明治天皇の義理の叔父にあたる人物だそうです。さらに進むと左手に半蔵濠が出てきました。半蔵濠を少し眺めながら息を整え、来た道を引き返すことにします。千鳥ヶ淵です。北詰橋見附まで戻ってきました。ここから先は平川濠になります。平川濠沿いの沿道を進みます。ここらの高石垣は、1614年の第2次天下普請で西国大名の全てが本丸北面の550m連続する高石垣を築きました。平川濠の石垣です。竹橋まで戻ってきました。さらに濠沿いを進むと橋が見えてきました。橋の近くには大きな石垣が積まれて展示されています。説明板です。太田道灌公没後四百五十年を記念して健立された追幕の碑だそうです平川橋です。そして三十六見附最後の見附となります平川橋見附跡です。平川門は最後は大手濠沿いの石垣を見ながら帰路に向かいます。振り返っての平川橋です。この三十六見附巡りをやってみて、率直に感じたことは、江戸城の壮大さでした。内濠・外濠を含め濠の長さや深さなどどれだけ堅固であったかよくわかりました。個人的には外濠巡りがほとんど形跡もなく、当時はどんな感じだったのだろうか妄想しながら歩くのが好きでした。少しだけ江戸城通になった気分です。また気が向いたら歩いてみたいと思います。三十六見附編【完】【江戸城にゆく  番外編に続く】訪問日:2018年秋〜冬▽ ▽ ランキングに参加しています。 応援(クリック)よろしくお願いいたします。  ⬅︎  クリックしてくださいね〜にほんブログ村 close

江戸城にゆく三十六見附編  其の三十五:北橋詰門/其の三十六:平川見附
サイト名 廃城にゆく
タグ 東京都にゆく
投稿日時 2019-07-29 15:20:03

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