高知城(高知県)の詳細

高知城(高知県)
むぎの城さんぽ
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記事タイトル 高知城(高知県)
概要

【高知城】こうちじょう 【別名】鷹城 【構造】平山城 【築城者】山内一豊 【築城年代】1601年(慶長6年) 【指定史跡】国指定史跡 国重要文化財 【場所】高知市丸ノ内 地図 【スタンプ設置場所】本丸御殿入口 【城郭検定】出題あり 高知城は、大高坂山に山内一豊が築いた平山城です…… more 。 それより以前に長宗我部元親が築城するも、水害に見舞われ未完成のままでした。 山内一豊が浦戸城入封の際、長宗我部盛親の遺臣が、浦戸城の明け渡しに反対する一揆を起こし 対立すると武力だけでなく、土佐の地に歩み寄った対策を成し浦戸城とは別に 大高坂山城に高知城を築くこととなりました。 現存している堀は江戸時代に比べて3分の1に減ってしまって、 堀幅においては半分ほどになってしまっています。 追手門 追手門の奥には天守も聳えます。 門前が枡形になっていて、石垣の上の狭間塀と門の二階から 攻撃出来る仕組みになっているので守りの要となる場所です。 城跡碑 背後の巨石には工事の際に印された「ウ」・「エ」・「ケ」・「シ」などの 刻印があるので探してみてください 両脇の石垣の上に渡櫓が載っています。 扉や柱には格式を高めるために、乳頭金具や飾金具などで装飾しています。 しかし、上を見上げると石を落したり、槍で突くといった攻撃が出来る 仕組みも持っているこわ~い門です。 内側から見た追手門。 この写真ではちょっとわかいりずらいのですが、 石垣からはみ出した右手前の梁の角には小さな屋根が載っているのが 面白いというか、かわいいと思ってしまいました。 高知城観光案内所で本丸御殿前までの無料ガイド(約50分)がお願い出来るとのことで ここでガイドさんと待ち合わせ、追手門から案内していただきました。 石樋 雨水が石垣に沁み込まぬよう、前に突き出すように工夫された石で出来た樋です。 この真下には石樋から落ちる雨水を受ける場所も設けられています。 山内一豊の妻(千代)の像 内助の功を象徴する、名馬とともに千代の像が立てられています。 織田信長の「馬揃え」の際に貧しい一豊のために千代が持参金で名馬を手に入れ 信長に一目置かれ、出世したという伝説があります。 杉の段の井戸 かつてこの場所は杉の大木が鬱蒼と茂っていたことから杉の段と呼ばれるようになりました。 また、城内にある井戸の中では一番水質が良く、城主が暮らす二の丸御殿で使用する水は この井戸から一日3回汲み上げられていました。 平成になって4年をかけて現代の穴太衆が積み直した石垣です。 鉄門跡 かつてここには入母屋造りの二階建、本瓦葺きの門がありました。 詰門(東側) 鉄門を抜けると早く天守に近付きたいあまり、こちらに向かって来てしまうのですが、 本丸へ行くには階段を登り、二の丸から廊下橋を渡らなくてはなりません。 平時は詰門の一階は塩蔵に使われていました。 内部は通り抜けできますが、筋違いになっていて本丸には抜けられずに 外へ出てしまう構造になっています。 本丸に行くにはこちらの階段を登って二の丸から続く廊下橋を渡らないと 辿り着けません。 二の丸 この広いスペースには二の丸御殿がありました。 藩主の居間や側室の奥御殿のほか、御殿女中も住まわせていました。 廊下橋(詰門二階) 万が一二の丸まで敵が攻めて来た際は、この櫓橋を落してしまい 籠城が出来る仕組みになっていました。 廊下橋入口です。 ちょっと変わった造りの廊下橋&詰門と廊下門。 とても重要な場所であることが、この複雑な構造でわかります。 いろいろな機能があって知れば知るほどおもしろい造りです。 廊下橋の両側にある小部屋は、家老・中老・平侍に分けられた家臣の積める溜ノ間になっています。 襖が無い方は小姓が控えた場所です。 このように二階部分は家臣が詰めていたことから詰門と呼ばれています。 天守 本丸は廊下橋(詰門)から一段高く造られていて、最後の砦として 門から侵入した敵を上から攻撃出来る仕組みになった重要な門となっています。 この門をくぐるように上に出ると、いよいよ天守のある本丸です。 100名城スタンプ設置場所 本丸御殿入口受付右側に設置されているスタンプです。 本丸御殿 現存する本丸御殿は懐徳館とも呼ばれる小ぶりな御殿です。 本丸御殿へ。 石落 現在は展示用に下が覗けるようになっていますが、 本来は開閉式に造られていました。 一階 一階は模型の展示がされています。 高知城の築城の様子が再現されています。 床下収納 床を見ながら歩いていると、取手の付いた床板がありました。 これは床板を外すことが出来て、床下収納となっている場所なのです。 非常時には食糧などの貯蔵が出来る造りになっていました。 破風内側 三階には破風の間があります。 ここから明かりを取っているので比較的明るい階になっています。 四階 壁は真壁造りで、表面は手すきの和紙(和紙張り壁)で仕上げられています。 この地方では和紙造りも盛んだったようです。 身分の高い家老が集い、作戦会議などを行っていた部屋とも云われています。 五階 下を向いて歩いていると、またまたみつけました! 節穴を補修した跡。 姫路城では遊び心でいろいろな形をしていましたが、高知城では綺麗な丸です(^^) 小屋の段 五階と六階との間にある隠し部屋のような空間は武者隠しの間です。 階段を登っている時には気付かずに上へと通り過ぎてしまったのですが、 帰りに階段を下っていて気が付き、慌てて撮ったのがこの写真。 前後に行列となって階段を下っていたので斜になってしまいました(>_ close

高知城(高知県)
サイト名 むぎの城さんぽ
タグ 百名城
投稿日時 2019-06-29 14:40:02

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