長野県長野市にあります松代城址です。2回目の今回は本丸跡よりスタートです。まずは本丸北西部にあります戌亥櫓跡へ向かいます。戌亥櫓台の上へ向かいます。木で階段が作ってあり、石垣の上は展望台になっています。登っている途中から石垣を見ます。二層櫓であった戌亥櫓の石垣は、城内では最も古い…… more 石垣ということで、さまざまな形の石材が緩やかな角度で積み上げてあります。四角ではなく内側の角が欠けている形になっているのも特徴の一つです。野面積みで積まれたこの櫓台の石垣は往時の景観と異ならないよう、ひとつ一つの石すべてに番号をつけて位置を記録し、慎重に修復工事が進められたそうです。いさらに登ります。展望台へたどり着きました。江戸時代末期の風景という説明板がありました。当時のここからの景色はこんな感じだったようです。現在の風景です。展望台を降ります。ここからの景色です。本丸周囲を囲む石垣への登り口もあります。当時は石垣の上に土塀があり、そこの鉄砲狭間から銃撃するための階段と思われます。続いて北不明門へ向かいます。北不明門です。北不明門は本丸北側の搦手に位置する門です。1995年から2004年にかけておこなわれた松代城址の整備工事で、太鼓門とともに復元されました。18世紀前半までは千曲川の河川敷に位置していたことから「水ノ手御門」とも呼ばれていました。門をくぐります。反対側から見る北不明門です。櫓門は石垣に渡らずに独立しており、中世的な様相を残した松代城の特徴的な門です。 門の先はL字型の枡形虎口になっています。曲がった先には「枡形門」と呼ばれる高麗門と続塀が復元されています。振り返るとこんな感じです。枡形門です。門をくぐります。くぐった先の景色です。目の前に見えるのは井戸跡です。外側からの枡形門です。ここに北不明門の説明板がありました。絵図資料をもとに、当時の門礎石をそのまま利用して忠実に復元したそうです。石垣沿いを歩きます。橋が見えてきました。東不明門跡です。この橋の前に櫓門が当時はありました。地面には門礎石が残っています。北不明門から歩いてきた道を振り返ります。こちらは東不明門前橋です。橋からの景色です。橋を渡りました。外から見る東不明門前橋と東不明門跡です。当時はこの門は常に閉まっていたそうです。説明板です。先ほど門礎石はレプリカで、当時の礎石は地表に埋められているようです。前橋は、橋脚が見つかっていますが、この橋はあくまで管理用であり当時の前橋の復元ではないようです。次回は東不明門の外からスタートします。【其の参に続く】訪問日:2018年8月▽ ▽ランキングに参加しています。  応援(クリック)よろしくお願いいたします。   ⬅︎  クリックしてくださいね〜 にほんブログ村  close

松代城にゆく  其の弐:戌亥櫓跡から北不明門・東不明門へ