長野県諏訪市にあります高島城址です。2回目の今回は、天守内部へ向かうところからスタートです。石段を登っている最中に右手に石垣を発見しました。小天守跡です。1871年の廃藩置県により高島県となり、しばらくは県庁舎として利用されましたが、1875年に天守以下の建造物は破却もしくは移築…… more されました。それから100年ほど経った、1970年に本丸に天守・櫓・門・塀が復元されました。高島城天守です。かつて1592年（文禄元年）から1598年（慶長3年）にかけて、日根野高吉公によって築かれた高島城の天守は独立式望楼型3重5階でした。明治初頭に撮影された写真にその姿が記録されています。高吉公は織田信長公、豊臣秀吉公の下で普請を経験していたことから、織豊系城郭の特長が色濃く反映されており、初重を入母屋の大屋根とし2重の望楼がのせられた形状で、2重目の東西面に入母屋破風出窓、3重目には南北面に華頭窓をもつ切妻破風出窓と東西面に外高欄縁が設けられていました。各所に華頭窓が用いられ、優美な天守であったようです。また、屋根は瓦葺ではなく檜の薄い板を葺く柿葺（こけらぶき）であったことも高島城の大きな特徴でしょう。天守内部に入りました。内部は資料館となっており、高島城ゆかりの資料が展示されています。日根野高吉公の像です。梶の葉紋です。高島城の古写真もありました。二階は残念ながら撮影不可でした。三階は展望フロアになっています。高島城模型もありました。西側の風景です。諏訪湖や北アルプスを見ることができます。天守の壁です。よく見ると色がはげてきている箇所があり、下地のコンクリートに色が塗ってあることがわかります。続いて東側です。遠目に富士山も確認できました。天守を後にします。天守出入口から見る本丸跡です。こちらは階段に設置されていた礎石です。説明板はなく、何の礎石かはわかりませんでした。本丸へ戻ってきました。高島公園碑です。こちらは三之丸御殿裏門です。三之丸御殿裏門は藩主の別邸であった三之丸御殿の裏門で、1988年に移築されました。現在、門がある位置（高島公園の北側）はかつて御川渡御門と呼ばれた門があった場所で、城が湖に面していた頃は、ここから舟に乗ることができたそうです。城外から見る三之丸裏門です。本丸南西部にきました。鳥居が見えます。諏訪護国神社です。鳥居をくぐります。鳥居の奥に門がありました。拝殿です。合掌。。説明板です。境内の西側に向かいます。当時はここに西多聞があったようです。次回も本丸跡よりスタートします。【其の参に続く】訪問日:2019年2月▽ ▽ランキングに参加しています。  応援(クリック)よろしくお願いいたします。   ⬅︎  クリックしてくださいね〜 にほんブログ村  close

諏訪高島城にゆく  其の弐:天守内部から諏訪神社へ