駿河　三枚橋城（沼津城）　（静岡県沼津市大手町）【静岡マラソン２０１９と迎えてくれた駿河の城・覚書その⑥】静岡マラソンにて見学することができた駿河の諸城の覚書・6回目です。余りの矢継ぎ早な更新に自分自身もついていけない時もございます。ですが、静岡の余韻、未だ脳裏に鮮明でして寸暇を…… more みては記事にしていきたいと思います。興国寺城をあとにして向かったのは沼津城。気が付けばお昼ご飯を忘れるほどお城巡りをしています。ちょうどいいので沼津市で城跡散策しながらのお昼休憩です。先ずは本丸があった沼津市中央公園の城址碑を見学です。沼津城には慶長以前の古城（三枚橋城）と、安永以後の新城（沼津城）があります。三枚橋城は、天正７年（1579）、武田勝頼が小田原北条氏に対抗して築城したとされています。（但し、築城当時は「沼津城」と呼ばれていた可能性もあるそうです）その後、安永6年（1777）に、後に老中となる水野忠友が同じ地に沼津城を築城します。１５０年以上のブランクを経て再び城郭として甦ります。その後兵学校として使われ、廃校の後、明治5年（1872）に城の建物を競売に付し解体されました。明治22年（1889）には東海道線開通に伴い、城内を南北に縦貫道路が設けられました。その後の2回の大火に遭遇し、城の堀は埋められ、その面影を偲ぶことはほぼできなくなりました。 城址碑の台座を囲む石は石垣に使われていたものだそうです。他にも所々に僅かですが復元石垣の一部がみられる程度。市街地でその断片を尋ね歩くちょっと変わった城めぐりになりました。狩野川堤防近くで発見した組み直しされた石垣。アゴラ沼津前の石垣。・・う～む・・、微妙・・。もう少しリアルに復元していただけないものかと・・。沼津リバーサイドホテル前の石垣。・・もはやエクステリア・・。おおっ！外堀なのに立派な石碑が。道路側に向かう石碑もありました。このようにちょっと歩いただけで沼津城の関連石垣も見学できました。しかし、これらの点をつないでもかつての城郭のイメージを想像することは困難です・・。あまり実感の湧かないまま、近くの食堂にてランチにありつきます。外堀として利用されたであろう春めく狩野川。今や美しい市街地として整備がすすんだ三枚橋・沼津城。まだまだ見落としている面影もあるかもしれません。やはり石碑の存在は大きいな、と思った次第であります。石碑のアップでお別れです。Ⓖは沼津城の石碑がある本丸周辺の中央公園です。 close

駿河　三枚橋城（沼津城）　 石碑・石垣はあれど城の雰囲気が掴めず