宮尾城　説明板厳島北西にある要害山と呼ばれる標高30mの丘を中心に築かれた連郭式平山城である。現在と違い、当時は城北部の山麓まで海が迫っており、三方が海に面し、水軍の運用も可能な城であった。そのため、援軍として熊谷信直を送り込むことができた。 城自体は決戦を前に急造…… more された陣城のような城とされるが、脆く崩れやすい地盤を固めるために石垣も使用されている。また、築城にも人夫1000人を使って、1か月程度はかかっており、戦時急造の雑な城ではなかったと推測される。宮尾城毛利元就が厳島の戦いに先だって築城したとされることが多いが、実際はそれ以前から存在している。 1554年（天文23年）5月、防芸引分により厳島を占領した毛利元就はこの城に番兵を置き、補修に着手。6月に陶晴賢軍が海から襲来したが、上陸を阻んだ。1555年（天文24年）9月21日、厳島の戦いが起こり、毛利側が勝利。 その後、宮尾城の処遇は不明である。 1997年7月登城の古い写真です[広島県廿日市市宮島町１１６２−１]大きい地図・ルート検索　　( powered by ゼンリン地図 いつもNAVI ) close

宮尾城　広島県廿日市市宮島町