長門浦城 (2018) [2/4] 登り土塁が接続された天守台と本丸外周の石垣を見る。の詳細

長門浦城 (2018) [2/4] 登り土塁が接続された天守台と本丸外周の石垣を見る。
城めぐりチャンネル
ページの情報
記事タイトル 長門浦城 (2018) [2/4] 登り土塁が接続された天守台と本丸外周の石垣を見る。
概要

長門浦城 訪問記 其の二。 <前回までのあらすじ> 前回半分しか見られなかった長門浦城を再訪。まずは未訪の山上遺構から。特に登り口は無く、図面見ながら車道沿いの斜面を直登。尾根に沿って石垣で固められた曲輪が連続して造られている。それぞれにしっかりとした虎口を持っているのが特徴的だ…… more 。どんどん最長部の本丸方面へと向かう。 訪問時期:2018年11月 長門浦城 訪問記 (2018) − 其の一、二、三、四。 ●続・倭城めぐりの旅 [2018] – 熊川/泗川/順天/長門浦/東莱/加徳/金海竹島 ●倭城めぐりの旅 [2017] – 安骨浦/釜山母/機張/西生浦/蔚山/永登浦/松真浦/長門浦/梁山/亀浦 <訪問記> いよいよ次が主郭となる。虎口はかなり巨大。虎口から中には入らず、まずは外周石垣を見てみよう。石垣に沿って右へ進む。 主郭はやや複雑な形状をしており、少し飛び出た部分に天守台が存在する。右奥の突き出た石垣が天守台。外側から回り込んでみよう。 主郭の外周に沿って天守台の方へ。奥の一段と高い石垣が天守台。 右が天守台石垣、左が主郭外周石垣。どちらもなかなかの大きさの石材が積み上げられている。 天守台の隅に、そこから伸びるような石列があった。天守台の隅部が盛大に崩れているので、落ちてきた石だろう。 盛大に崩壊した天守台隅部。あーあ。 天守台石垣に沿って外周を進む。崩れて入るが、かなり大きめの石材が豪快に割られて積み上げられている。 天守台石垣。結構大きい!木が生えているところに腐葉土がかなり積もっているので、ここを掘るともっと巨大な天守台石垣が出てきそう。 足元を見ると瓦が落ちまくっている。ちょっと集めてきて写真撮影。 天守台の奥の端っこまで来た。写真では分かりづらいが、天守台の端から右手前(斜面下)に向かって土塁が伸びている。土塁はこのまま山を下り湾近くまで伸びており、もう一本の土塁とで山腹および港湾を囲むように守っている。 上から土塁を見下ろしてみる。肉眼ではよく分かったのだが、写真では残念ながらよく分からなくなるのが悔しい。 天守台の隅部と、登り土塁の接続部。向かって右側の石垣が、土塁部よりもずいぶん低くまで積まれているので、土塁の高さ加減が分かる。実際右側はかなりの角度の法面になっており、ここを上がってくるのはかなり大変だ。 天守台の側面。急角度の斜面へ降りてみて、よく残る天守台石垣を間近に見てみよう。土塁が接続しているからか、隅部もしっかりと残っている。 急斜面を石垣ギリギリに沿って奥へ進む。天守台の石垣は急斜面の上にかなり高く積み上げられている! この急斜面に、この巨石!本当にスゴイ迫力。 天守台の上へ登ってみた。土塁の接続する隅部の上から下を覗いてみる。 本丸は残念ながら木々が高く生い茂っていて、眺望は良くない。あちこち探して、ちょっとだけ隙間から湾が見えた。こんな感じの高さ、距離感。 本丸の内部は細長い平坦部が続くが、倭城の特徴の一つである、曲輪内を土塁や石垣で区画していた跡が僅かながらにここにも残っていた。右側の石の上が少し盛り上がっている。左奥にも盛り上がりがあり、食い違い虎口になっていたようだ。 食い違い虎口の外側から。ほぼ失われているが、確かに真っ直ぐに進ませない壁がここにあったようだ。 本丸の奥まで来た。虎口から道が左奥へ伸びている。 虎口の外から本丸を見上げる。この先もまた急斜面になっており、この上に門が建てられていたら、ここも簡単には入り込めないだろう。 ではここからまた本丸外周の石垣に沿ってグルっと回って、再び天守台の方へ向かってみよう。天守台方面とは違って、細長い石を積んでいる印象の本丸搦手口側の石垣。 隅部の石垣。ここも斜面の上で、足の長い石垣になっている。 崩れている石垣と、其の奥の現存状態の良い石垣。奥に見える隅部に使われている石材はかなり巨大だ!石垣の折れがここにあった。 本丸石垣に沿って天守台へ向かう。このあたりは大して大きな意志は使われていないのだが。。。 しばらく進むとまた大きく切り出した石垣が現れた。 ちょっと斜面が落ち着いたところで、少し下がって俯瞰して見てみる。険しい山の上に築かれた要塞。 本丸はいくつかの折れが造られた、少し複雑な形状をしている。ここもその折れの一つ。 再び天守台まで戻ってきた。このまま右側の斜面(崩れて入りやすくなった場所)から本丸に戻ることもできるが、このまま天守台の隅を目指そう。 天守台石垣。ゴツゴツした角がまだ明瞭に残る、400年前に叩き割った感な石垣。 登り土塁に接続する天守台隅部まで戻ってきた。ちなみに本丸の反対側の斜面は激ヤブでちょっと入れない雰囲気だったので半周で我慢しよう。其の三ではこのまま登り土塁に沿って下山し、山腹の遺構から湾跡までを見に行きます。 >> 長門浦城 [3/4] へ続く。<< 訪問時期:2018年11月 撮影機器:FUJIFILM X-A3 + XF10-24mm – – – – – – – – ブログ人気投票参加中. いつも投票アリガトウ(^-^) 投票するのも、順位を見るのも、上↑のアイコンを押してね! ページの一番上に戻る   close

長門浦城 (2018) [2/4] 登り土塁が接続された天守台と本丸外周の石垣を見る。
サイト名 城めぐりチャンネル
タグ お城 倭城
投稿日時 2019-01-29 03:20:06

「長門浦城 (2018) [2/4] 登り土塁が接続された天守台と本丸外周の石垣を見る。」関連ページ一覧

新着記事一覧

<打込み接・布積み(関八州)> 江戸城、小田原城、佐貫城


シロスキーのお城紀行
「石・石塁・石垣シリーズ」は、昨日から、下記の分類表「①②-(4)打込み接・布積み」の石垣を導入しているお城を、再び日本の北から南にかけてご紹...
シロスキーのお城紀行
2022-09-26 01:00:04

中城城 日本100名城 沖縄 路線バスで行く世界遺産5城 5-4


hachiの日本100名城 続日本100名城 お得な切符で行く 鉄道・バスの旅
 ◆中城城 三の郭の石積 またかなり間が空いてしまいました。引き続き3月中旬に久々に沖縄、世界遺産5城を2泊3日で路線バスを利用して...
hachiの日本100名城 続日本100名城 お得な切符で行く 鉄道・バスの旅
2022-09-25 14:40:05

<打込接・布積み(奥羽・出羽)> 弘前城、盛岡城、仙台城、会津若松城


シロスキーのお城紀行
「石・石塁・石垣シリーズ」は、「①②-(3)打込み接・乱積み」を日本の北から南まで展開しているお城の写真をお届けしてきましたが、昨日で一応終了...
シロスキーのお城紀行
2022-09-25 02:00:03

讃岐小豆島 星ケ城  西峰と東峰から成る素晴らしい眺望の山城


久太郎の戦国城めぐり
讃岐小豆島 星ケ城 (香川県小豆郡小豆島町安田・星ケ城山) <県指定史跡> <ちょっと小豆島まで行ってきます・②>坂手港から安田館を訪問した後...
久太郎の戦国城めぐり
小豆島の城めぐり
2022-09-25 01:40:03

第439回:江馬氏下館(北飛騨における江馬氏の繁栄を示す城館跡)


こにるのお城訪問記
訪問日:2021年11月江馬氏下館(えまししもやかた)は岐阜県飛騨市にあった城館です。江馬氏城館跡の一つとして国史跡に指定されています。北飛騨の雄...
こにるのお城訪問記
岐阜県の城郭
2022-09-25 01:20:03
;