伊勢安土桃山城下町 | 歴史好きに限らずゆっくり楽しめる戦国テーマパークの詳細

伊勢安土桃山城下町 | 歴史好きに限らずゆっくり楽しめる戦国テーマパーク
「かずレポ」 ~日本の城好きに悪人はいない~
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記事タイトル 伊勢安土桃山城下町 | 歴史好きに限らずゆっくり楽しめる戦国テーマパーク
概要

こんにちは、かずやんこ(kazuyanko)です。 今回は三重県伊勢市にある安土城!?  ↑ 城ファンは最上階部分の六角形でピンと来るはずだ 歴史好きならば当然安土城は熟知されているであろう。あの「織田信長」が築城した現:滋賀県近江八幡市の安土城天主は現存しておらず、天守台や石垣…… more を残すのみとなっているのは言うまでもない。 しかし、三重県にも安土城と謳っている城があるのだ。もちろん模擬天守(もぎてんしゅ)であるが、これがかなりの出来なのだ。 三重は日本トップレベルの観光産業県 三重県と言えば、2000年の歴史がある「伊勢神宮」、飼育種類日本一を誇る「鳥羽水族館」、充実したウォーターパークを有する「ナガシマスパーランド」や「なばなの里」、世界の「鈴鹿サーキット」、「志摩スペイン村」などなど日本の中でも書ききれないほどのトップクラス観光地を有する県である。  ↑ 日曜でも誰もいないチケット売り場と正門 そのため年末年始やゴールデンウィーク、夏休みなどの長期休暇時にはどこへ行っても人、人、人で大混雑となる地域の一つだ。そんな三重県にあるテーマパークのうち、「伊勢安土桃山城下街」というテーマパークがあることをご存知であろうか。  ↑ 中に入った途端に伝わってくる落ち着き感 1993年に開業し、かつては「伊勢戦国時代村」、「伊勢・安土桃山文化村」という名称であったが、現在は経営が変わり「伊勢安土桃山城下街」となっている。私は、3種すべての名称時代に通算4度訪れたことになるのだが、20年ほど前に訪れた際には、お客の数よりスタッフのほうが多いのではないかと思えるほどであった。  ↑ どんな施設も一切並ばずに入りたい放題だ しかし、今回新名称になり初めて訪れたのだが、以前のイメージを払拭するほどの満足感が得られたのでご紹介したい。 本格的望楼型天守を有する落ち着きのある戦国テーマパーク 園内の目玉といえばもちろん安土城をイメージした模擬天守だ。立派な石垣を有する天守台に地上6階内部7階の建物であり、外観はよく目にする幻の安土城をよく再現されており、もちろん内部に入ることもできるのだ。  ↑ 忍者の格好をした愛想の良い門番が歓迎してくれる 本来安土城は天主とすることが多いが、ここはあえて天守と記載する。平山城とでも言うべきであろうか園内の小高い丘の上にそびえ立つ天守は、京都にある伏見桃山城をも凌ぐほどのその存在感である。  ↑ 展示物やジオラマも子供だましでなくかなり本格的 本格的な復元天守と同様内部には信長に関わる合戦や本能寺の変などのジオラマ展示を行っていたり、歴史が好きな方にはこの時点でかなり楽しめるであろう。  ↑ 伊勢湾が一望できる。琵琶湖と仮定すれば良い また、この天守の最大の魅力といえば、望楼型天守特有の天守上階から見る360度の景色が見られるとともに、朱色に塗られた階段を登ると最上階には金箔を張り巡らせた「黄金の間」へも立ち入ることができるというところであろう。  ↑ 朱色に塗られた上階部分も細部にまでこだわっている この黄金の間には、幻の安土城で信長が狩野永徳を中心に描かせたとされる「金碧障壁画」も再現されており、当時を偲ぶことができるとともに、それほどの権力があったとしても一代で終了してしまった織田家の天下を思うと、なんとも感慨深い空間である。  ↑ ここに入るだけで満足感がかなり得られた黄金の間 混雑嫌いには最高の城下町 名称が「伊勢安土桃山城下街」というだけあって、天守だけでなく城下町も整備されている。立地的に高層の建造物等がまわりに無いためか、視界の中に近代的なものが邪魔をするようなこともなく、古き日本の文化を存分に堪能することができるであろう。  ↑ 時代劇がすぐに撮影できそうな整備された城下町 また、冒頭で少し触れたが、何と言ってもお客さんの数が少ないことがここの魅力なのではないだろうか。どこへ行っても混みまくりの三重県内でここまで落ち着いて過ごせる場所はなかなか見つからない。  ↑ 各所に軽食の販売があり食べ歩きも可能 閉園後は銭湯に入ってから帰るのがおすすめ 映画村を思わせる城下町では焼き物やそば打ちなどの体験工房、コスプレ等とともに、謎解きゲーム、忍者の衣装に着替え忍者体験やアドベンチャーなど、グループやカップル、家族連れでも楽しめるようになっている。また、閉園後も入ることができるスーパー銭湯施設「安土城下の湯」も疲れた体を休めるのにもってこいであり、食事もできる。  ↑ 右側が銭湯。駐車場から直接入ることも可能 場所が田舎ということもあり、ついでに行く感じではない。高速道路沿いに立地しているにも関わらず、前述の伊勢志摩、鳥羽、伊勢方面からは距離があり、途中で高速を降りようと思わないのは承知の上だが、旅行最終日に混雑の無い「伊勢安土桃山城下街」へわざわざ寄り、のんびり過ごしてみるのも、旅行通と言えるのではないだろうか。  ↑ 閉園後も城下町を散策することができる アクセス 大きな地図で見る 〒519-0603 三重県伊勢市二見町三津1201-1 TEL:0596-43-2300 鳥羽駅、宇治山田駅、伊勢市駅等から無料送迎バスあり(TELにて予約) close

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サイト名 「かずレポ」 ~日本の城好きに悪人はいない~
タグ お出かけ情報 日本の城 織田信長
投稿日時 2019-01-16 00:40:07

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