【真田氏の治める城下町】長野県・松代を歩くの詳細

【真田氏の治める城下町】長野県・松代を歩く
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記事タイトル 【真田氏の治める城下町】長野県・松代を歩く
概要

今回は長野県・松代を訪れたので軽くまとめます。●松代長野駅からバスで40分の松代駅下車。真田信之(真田昌幸の子、真田幸村の兄)が徳川家康の命令で上田から移封されて以降、250年に渡って真田家によって治められた城下町です。長野駅の善光寺方面の出口3番乗り場から乗車します。1時間に2…… more 本のペース。●松代駅跡長野市松代町松代70。2012年に屋代線が廃線になったため駅としての役割を終えました。内部。二度と列車のこないホーム。もうこの世にない屋代線が描かれた地図。昼食をとりたいので5分ほど歩きます。●食いしん坊かじや長野市松代町松代969-4、11:30~14:00、18:00~23:00、不定休。長いもを中心とした地元農家の食材や、1軒でしか生産されていない貴重な千代幻豚をあつかう店です。ランチタイムはまだリーズナブルですが夜の時間帯は5000円クラスの店になるので注意。畳にイスやテーブルを配置した独特な店内。今回はかじや膳1575円(税別)を注文します。まずは長いもの冷製スープ。優しい味。お膳。焼き魚、定番の信州サーモン、長いものくるみ味噌和え、長いもの味噌焼き。海なし県らしく、マグロの漬けが乗ったご飯。山梨県もそうですが、海なし県ってマグロ大好きですよね。ふわふわのとろろを乗せて食べます。デザートの長いものぜんざいはクリーミーな味わい。抹茶もついてきます。「食いしん坊」という質より量っぽい店名に反して、いいものが少しずつ出てくるタイプの店でした。●長國寺公式HP:http://chokoku-ji.jp長野市松代町松代1015-1、9:00~16:00拝観可能、水曜日と年末年始休み、拝観料300円(御霊屋内部を見学する場合追加で500円)。曹洞宗の寺院で真田家の菩提寺。1547年に真田幸隆は、真田新城(上田城の前に真田氏が使用していた城。松尾城、真田本城)に長國寺を建立しました。孫の真田信之が松代に移封された際移されたのが現在の長國寺です。歴代藩主の墓所があり国指定重要文化財に指定されています。1886年再建(何度も焼けているそうです)の本堂。松代城から持ってきた巨大なしゃちほこが印象的。本堂の奥にある開山堂。1872年に伽藍諸堂が焼失したので、3代目藩主真田幸道のために建てられた御霊屋をここに移動させて開山堂としました。そのためよく見ると細かい装飾が施されています。ちょっとかわいそう。御霊屋はお寺の方の案内がないと見学できません。私は無口で表情筋が死んでいるタイプの人間なので、こういう時相手に申しわけなさを感じます。真田信之の御霊屋。1660年に作られました。唐獅子、麒麟、鳳凰、龍が守っています。鶴の彫刻は左甚五郎作といわれ、田んぼの稲を食いあらしたため鎖でしばられたと伝わっています。現在は鎖はありませんが、重要文化財に指定された時、建立当時の姿にもどすために外されたそうです。信之だけでなく妻の小松姫の位牌も安置されています。4代目の信弘の御霊屋。当時の真田家の財政の影響もあり簡素な作りとなっています。今は歴代藩主の夫人の位牌が安置されています。かつては他にもいくつか御霊屋がありましたが、移築により空き地になっています。真田信之や1歴代藩主、歴代藩主の若くして亡くなった息子や娘たちの墓所。信之の墓。鳥居が建てられ神格化されていることが分かります。6代目藩主真田幸弘の時代に藩政改革を行った恩田木工の墓。本堂左手には墓地が広がっていますが、奥の方は真田家が松代に移封された時についてきた人々の墓だそうです。歴史ある墓地ですね。今回は有名どころしかまわりませんが、ちらほらと真田家にゆかりのある建物や痕跡が残っているので1日使ってもいいかもしれませんね。水路の水を器用に飲む猫。タタタタタッぬるんっ●文武学校長野市松城町松代205-1、9:00~17:00開館、原則無休、入館料160円。1855年、松代藩8代目藩主幸貫が計画し9代目幸教の時代完成した藩士の子弟が学ぶための場所。ペリー来航の2年後という緊迫した時代の中、江戸城や松代城横の御殿の火事、善光寺大地震による度重なる出費にも関わらず建てられました。平成の大修理中で見学エリアが制限されています。これも文武学校の長い歴史の一部なので仕方ないですね。文学所。かなりキャパシティがありそうです。炊事室も完備。槍術所。1853年に建てられましたが直後に藩主の住む花の丸御殿が焼けたため一時的に御用部屋(詰所)として使われました。その後1872年に長國寺の庫裏が焼失したため倉庫として使われました。●真田邸長野市松城町松代1、9:00~17:00開館、原則無休(消毒による休みあり)、入館料200円。松代藩9代目藩主幸教の貞松院のために建てられた松代城場外御殿。のちに幸教もここに住み、やがて真田家の私宅として使われました。玄関。大河ドラマ『真田丸』で実際に使われた「信之」と書かれた紙。真田信幸が信之と名を変えたシーンで登場します。杉戸。パブリックな空間とプライベートな空間はふすまではなくこれで区切られています。主人の寝室。ふすまより上は江戸時代の壁紙そのままだそうです。遠くの山を借景した庭。主人の居間から座っているように設計されています。●松代城跡(海津城跡)長野市松城町松代44、9:00~17:00見学可能、無料。武田信玄が川中島の戦いで拠点として建てたとされます。やがて真田氏が藩主になり松代藩の中心部として機能しました。その後明治時代の廃城令で取り壊されます。2004年に門や石垣などが復元されました。これで松代観光は終わりです。※おまけ長野駅周辺で少しぶらぶらします。●明治亭長野市南千歳1-22-6 MIDORIの3F、11:00~22:00営業、不定休。●さろんdeまろん長野市南千歳1-1-1ながの東急百貨店2F、10:00~19:00営業、不定休・元旦休み。竹風堂の経営するカフェ。今度こそ終わりです。●次はどこに行く? (他の旅行記事に移動します)●・城下町の岐阜県・郡上八幡へ行く。・城下町の福島県・会津若松に行く。 close

【真田氏の治める城下町】長野県・松代を歩く
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タグ 長野
投稿日時 2018-11-03 00:40:22

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