当ブログ110城目となります洲本城です。洲本城は、兵庫県洲本市にあります、淡路島の東部三熊山頂にあります近世山城で、この度続100名城にも選出されました。淡路島には電車が走っていませんので、この日は車で訪城。駐車場があり、山頂付近まで車で来ることができます。洲本城の案内図です。洲…… more 本城の石垣は国の史跡にも指定されています。まず本丸を目指し、その後西の丸、南の丸、東の丸の順で回りたいと思います。階段を登り大手口へ向かいます。石垣が見えます。階段を登りきりました。この付近は腰曲輪でした。少し進んだ先に大手門跡です。この大手口ですが、実は絵図には描かれていないそうです。それどころか絵図には道自体がないそうで、いつ、なぜ作られたかは解明されていないそうです。左方向を眺めると二段積みになった石垣をみることができます。低い石垣を二段に築いたもので、石垣を高く積むことが技術的に困難であった時代に、二段に石垣を積むことで高く見せようとしたものです。ちなみに、石垣を二段に積むのは、石垣が築かれ始めた初期の頃であったと考えられています。虎口に入ります。進むと道が二手に分かれています。分岐点の左手に進みます。現在は駐車場です。その奥に広場がありました。この広場は、馬屋（月見台）です。ここは舗装化されておらず現在は展望台として利用されていますが、郭の先端部には自然石が数個一列に並んでおり、かつてここは祭祀的な場所だったのではないかと考えられています。ちなみに自然石は今ではすっかり木・草が生い茂っているために確認することはできないようです。ここからの景色です。紀淡海峡を望みます。この場所からはサントピアマリーナ、ヨットハーバーはもちろん、由良・友が島も見ることができます。では分岐点まで戻り本丸を目指します。天守までは4分ほどで到着します。高石垣を堪能しながら登って行きます。坂の一番奥にあります南曲輪下の高石垣です。この高石垣の左の部分に斜めの斜線が見えます。この斜線より左部分は、石垣が途中で継ぎ足された箇所になります。当時はこの上に隅櫓があったのですが、創建当時は隅櫓がなく、防衛力を高めるためここに隅櫓を設けるために継ぎ足されたと考えられています。この石垣の上に南の丸隅櫓がありました。この先は虎口になっています。虎口を抜け進みます。ここから見る石垣です。二ノ丸が見えてきました。左手に進みます。ここから右手が二ノ丸跡、左手が南の丸になります。右手の二ノ丸広場です。この日は相撲大会が開催されていましたので、この先は遠慮しました。二ノ丸広場から見ます本丸石垣です。奥の高石垣は20段近く積み上げられており、迫力満点です。南の丸方面に進みます。ここも虎口になっています。その先に大石段がありました。この石段を登り本丸へと向かうことができます。大石段は、広くゆったりと登ることができ、洲本城の威風を示すことができます。大石段、本丸台などこの周辺の石垣は、脇坂安治公在城後半期の改築と見られています。次回はこの大石段よりスタートです。【其の弐に続く】訪問日:2018年4月▽ ▽ランキングに参加しています。  応援(クリック)よろしくお願いいたします。   ⬅︎  クリックしてくださいね〜 にほんブログ村  close

洲本城にゆく 其の壱:大手口から二ノ丸へ