石垣山城(神奈川県)の詳細

石垣山城(神奈川県)
むぎの城さんぽ
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記事タイトル 石垣山城(神奈川県)
概要

【 石垣山城 】いしがきやまじょう 【 別名 】石垣山一夜城 【 構造 】山城 【 築城者 】豊臣秀吉 【 築城年代 】1590年(天正18年) 【 指定史跡 】国指定史跡 【 場所 】小田原市 早川 地図 【 スタンプ設置場所 】石垣山一夜城駐車場内トイレ付近 【 城郭検定 】…… more 出題あり 本来この山は「笠懸山」と呼ばれていました。 天下統一を目指す豊臣秀吉が北条氏の小田原城攻めのために大人数をかけて短期間で築いた 「石垣山一夜城」として伝説を残した城です。 このことから「石垣山」と呼ばれるようになりました。 関白道 ここに到着するまでに「石垣山に参陣した武将たち」という案内看板を見ながら登って来ます。(8人) 以前はとてもひっそりした道でしたが、多くの人が歩いて行き来していることに 驚きました。 続100名城の影響ってすごいですね! 駐車場 以前訪れた時もこの駐車場を利用しましたが、整備される前だったので こんなに奇麗になっていてびっくりです。 スタンプ設置場所 続100名城のスタンプは駐車場にあるトイレの建物に設置されています。 登城口 石垣山城入口(登山口)です。 大手口 南曲輪と東曲輪の間にある城道で二通りある城道のうちのひとつです。 東口外門 関東大震災により崩れた石垣。 南曲輪と東曲輪は石垣造りでしたが関東大震災によって大手道に崩れています。 崩れた大手道ではなく、整備して歩きやすくなっている東曲輪の中の道を進みます。 二の丸(馬屋曲輪)の石垣 穴太衆を連れて来て積み上げた野面積みの石垣が出迎えてくれます。 二の丸(馬屋曲輪跡) 二の丸から見た本丸。(平成23年6月12日撮影) とても広々とした曲輪です。(平成30年9月8日撮影) 櫓台跡 現在は木々で下界を望むことは出来ないのですが 当時は木が切り倒されて見通しが良かったのでしょうね。 北口中門 今回訪れた目的の、前回見逃した井戸曲輪跡へ行ってみましょう! 井戸曲輪案内看板 もともと沢のようになっていた地形を利用し、石垣の壁で囲むようにして造られている場所です。 この井戸は「淀君化粧井戸」とも「さざゑの井戸」とも呼ばれています。 井戸曲輪跡 ここに降りて来るまでにこの石垣を見てめっちゃ感動~。 というか、圧巻ですね。 これは凄い! これを見逃して帰った私はなんと愚かだったことか…。 残念ながら案内看板に書いてあった「今でも湧き出る水を見ることが出来ます」というのは 無かったです。 それにしても素晴らしい石垣です。 石垣に囲まれた風景は石垣好きにはたまらない空間です。 北口の城道 井戸曲輪への道の途中にある北口の城道。 こちらの道を進むと三の曲輪(北曲輪)に出ます。 馬屋曲輪展望台 さあ、ここから小田原城を見下してみよう!! …と思ったら、以前訪れた時には見えた小田原城は…今回は木が邪魔をしていて見えません! せっかく晴れたのになあ。残念。 トイレ 二の丸の北側に設置されています。 本丸の石垣 穴太衆による野面積みが見事です。 二の丸から本丸への北側の道を登ります。 北門跡 登りきったこの場所に北門があったと思われます。 本丸(本城曲輪) 眺めの良いところに本丸があります。 ここから見る景色は、確かに秀吉は淀君に見せたいと思うような場所だったに違いない。 かなりロマンチストだったのではないでしょうか^^; 物見台(展望台) 小田原城方面を指し示す方向は… 物見台(展望台)からの眺め 相模湾からは船を使って小田原を包囲していたのが、ここから見えていたことでしょう。 ここからの眺めはいろいろと考えさせられるものがあります。 前回訪れた時の写真です。 曇っていたので少し靄ってますが上下で写真を見比べると新しい道路が出来た影響か、 町の変化が見えます。(平成23年6月12日撮影) 東門 この林の中に塀や櫓を骨組みだけ造り、白い紙を張って白壁のように見せかけ、 周囲の樹木を一気に伐採し、一夜にして城が浮かび上がる様を見て 小田原城では将兵が驚き士気を失ったと言われています。 天守台跡 正面から緩やかな高まりになっていますが、背後は切り立っていて 石垣造りになっています。 どこまでも、とても短工期とは思えない造りです。 この辺りからは年号の入った平瓦が出土されており一夜城と呼ばれるものの、 かなり本格的なものが築かれていたのではないかと思われます。 瓦 そして、ふと足元を見ると…マジ瓦! 本物???転がってる?…訳ないよね…どうでしょう。 祠 古そうでないのに何が祀られているのか分からない。 鳥居は無いので神社ではないようです。 東門と中門を繋ぐ道。 西曲輪虎口 櫓台跡ということは櫓門があったのでしょうか。 しかし、櫓台の石垣は崩れてしまっています。 西曲輪跡 櫓台のある門跡を進むと西曲輪に出ます。 天守台の西側真下にある曲輪で、娯楽施設的な山里曲輪のような機能を果たした 曲輪ではないかとも考えられています。 こちらも天守台の下は野面積の見事な石垣が見られます。 南曲輪跡 南曲輪からの眺望 相模湾が青く美しい。 どこの曲輪からも海が見えて、宿泊したくなるような立地です。 総石垣の城で絢爛豪華、聚楽第や大坂城にも匹敵する城で茶会かあ。 南曲輪の石垣 高石垣が良い状態で残っています。 大堀切 南曲輪と出曲輪の間の大堀切は道になっています。 早川石丁場 石垣山城に登城口の前に展示されている大きな石は、 平成17年度に実施された広域農道建設に伴う発掘調査で上記の大堀切の他に 江戸時代の石切り作業の痕跡を示す石が多数確認されました。 江戸城移築用の石垣の石を採取した石丁場があり、 「早川石丁場群」と呼んで、ここにも採取された石が展示されています。 一夜城とは言うものの、実際は4万人で約80日ほどかけて築いた城です。 それでも3ヶ月足らずでこれだけの城郭を造り上げる秀吉の力というものは 現代の技術を持っても凄いことだと思います。 当時にしてみてもこの規模の城郭だとかなりの工期を要すると思うのですがまさにあっぱれですね。 平成23年6月12日登城 平成30年9月8日再登城 7つの魅力でとことん楽しむ! 日本100名城めぐりの旅萩原 さちこ学研プラス close

石垣山城(神奈川県)
サイト名 むぎの城さんぽ
タグ 続百名城
投稿日時 2018-09-18 15:00:02

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