千葉県佐倉市にあります佐倉城址です最終回となる今回は姥ヶ池方面へ向かう最中からスタートです。下まで降りてきました。姥ヶ池です。天保年間、姫君を抱いていた乳母が水草を取ろうと池に手を伸ばした時、姫君を池に落としてしまいます。姫が溺れたことを悲しみ乳母も池に身を投げたといいます。以来…… more 、姥が池と呼ばれているそうです。また、この池は江戸時代、かきつばたの名所でした。そして春先にはヒキガエルが数千匹集まり、七日間、蛙合戦が行われたと「古今佐倉真佐子」に記されています。姥ヶ池沿いを進みます。あずまや方面へ進みます。左に曲がります。奥へ向かいます。左の建物は油脂倉庫です。姥が池西側坂道を登った奥の窪地にきました。ここは、弾薬庫跡です。この付近は、爆発に備えて土手が組まれています。建物に使われたコンクリートの一部も残っていました。続いて姥ヶ池まで戻り、田町方面へ向かいます。田町方面です。訓練用の十二階段です。兵士が高所からの飛び降り訓練に使用したコンクリート製の階段です。コンクリート製であり、木製よりも取り壊すことが面倒であるため、今日まで残ったと考えられています。姥が池の先には菖蒲園があります。ここを通り城外に出ます。城外に出ました。濠沿いを歩きます。最初のスタート地点まで戻ってきました。来るときは中から見た水濠を城外から見ます。愛宕坂が見えてきました。ここを登ると博物館です。水濠もしっかり整備されています。オマケ博物館付近の駐車場には軍犬・軍馬の墓の説明板がありました。軍犬房号之墓と北盤之墓が並んで立っていたようです。これで佐倉城址の散策は終了です。佐倉城址では、城の遺構としてだけでなく、太平洋戦争の遺構としても楽しめる遺構でした。空壕、馬出し・出丸など戦争に活用された割にはしっかり残っており、公園としてもよく整備されていて、家族連れも多く賑わっていました。地域で大切にされていることがよくわかる遺構です。また来たいと思います。訪問日:2017年10月▽ ▽ランキングに参加しています。  応援(クリック)よろしくお願いいたします。   ⬅︎  クリックしてくださいね〜 にほんブログ村 次回予告:庭瀬城にゆく（岡山県） close

佐倉城にゆく  其の六:姥ヶ池