※羽後八乙女城（1/2）はこちら【続き】八乙女城の主郭の周囲は周遊できるように遊歩道が整備されています。とりあえず北側から回り込むルートから進んでみました。途中に封鎖されている遊歩道がありました。折れを伴いながら急斜面を登っているので、こちらが本来の城内通路なのかもしれません。少…… more 々歩くと、主郭の東に連なるやや細長い形状の郭に至ります。北側（写真中央より右側）の桜が植えられているあたりが微妙に盛り上がっており、土塁の残滓なのかもしれませんが、確証はありません。写真中央奥に進むとすぐに主郭です。主郭の全景。主郭中央にはいびつな形の盛土？　削り残し？　のような盛り上りがあります。反対側から見たところ。うーん、これは何の目的なんでしょう？櫓台かなぁ？にしては頂部が狭すぎるし・・・分かりません。主郭の西側には武者溜りに最短距離でつながる道があります。その先にはいくつか小さな郭が連なっており、武者溜りまで敵が来たとしてもここの多重防御で主郭を守る構造になっていると思います。さて、さきほどの四阿があった郭の直下あたりに見張り石というのがあるということだったので、今度は主郭の南側のルートで向かってみました。ゆるやかなアップダウンのある道を進むと見つけました。ここに見張り石があるらしいのですが・・・藪に包まれていて分かりません。説明板からわずかに離れますが、石を発見できました。これ自体も含んでの見張り石なのか、それともこれは見張り石ではないのかは分かりませんが、説明板の背後にはこんな感じの石があるのでしょう。見張り石から見下ろした幕林八幡神社。写真中央よりやや左上、一番密度の濃い杉林が幕林八幡神社です。よく見えますが、ここの地名である「幕林」の名のとおり、源義家が本陣を敷いたとすれば原生林の中。あまり本陣の動きは見えなかったでしょうね・・・ close

羽後八乙女城（2/2）