埼玉県行田市にあります忍城趾です。二回目の今回は城内半周を散策し、東門より城外に出たところからスタートです。東門より道路をはさんだ参道を歩きます。奥まで行くと冠木門がありました。ここはぎょうだ歴史ロマンの道というそうです。この先には古墳群など行田市の観光地を凝縮したコアな道のよう…… more です。現在地は一番下の赤丸の箇所になります。城外から見る冠木門です。ここが忍城の入口ということになりますね。忍城まで戻ってきました。城内に戻る前に再度御三階櫓を見ます。老中・阿部正武が1701年（元禄14年）に入城し、御三階櫓は築かれますが、1871年（明治4年）になり、忍城は新政府によって破却され、この御三階櫓は当時100円で落札されてしまいます。今では考えられないですが、これも歴史です。。。城内に戻ります。城内の西に向かいます。忍城の数少ない遺構として、時鐘（じしょう）があります。この鐘は、1717年（享保2年）に伊勢桑名藩主・松平忠雅公によって鋳造され、1823年（文政6年）に松平氏が桑名藩から忍藩へ移封されるのにともなって、忍城へ移されたものです。忍城の二ノ丸にあり、時の鐘として時刻を知らせていました。なお、現在つるされている鐘は、1992年（平成4年）に再造されたもので、本物の鐘は郷土博物館に展示されています。南西方向へ向かいます。足袋蔵の説明板です。行田市は、江戸時代中頃から足袋づくりが盛んになり、繁栄しました。現在もそのシェアは8割あるそうです。すごいですね。行田市郷土博物館です。続100名城のスタンプはこの入口で押すことができます。駐車場へ向かいます。門がありました。駐車場に到着です。ここに本丸跡に石碑もありました。道路沿いにも土塁がありました。最後にこの付近には石田堤や三成本陣跡があります。これらは、1590年の忍城の水攻め(豊臣方・石田三成vs後北条方・成田長親）の際の当時の状況に近い状態で残っています。この戦いで水攻めはされるものの、本丸付近だけ沈まず「忍の浮城」と呼ばれました。その後成田家臣が堤防を破壊し、その洪水によって豊臣方に被害を与えるます。その後の攻めもうまくいかず忍城は小田原城開城まで持ち堪えました。今回は時間の都合で行けませんが、次回の宿題にしたいと思います。忍城にゆく  【完】訪問日:2017年5月▽ ▽ランキングに参加しています。  応援(クリック)よろしくお願いいたします。   ⬅︎  クリックしてくださいね〜 にほんブログ村 次回予告:千葉城にゆく close

忍城にゆく  其の弐:東門から時鐘へ