神奈川県横浜市港北区にあります小机城址です。当ブログ104城目となる小机城址は、JR小机駅から徒歩15分ほどで到着します。現在は、小机城址市民の森として整備されています。小机城址は、続百名城にも選定されています。スタンプは駅近くの横浜市城郷小机地区センターで押すことができます。う…… more 駅より徒歩で小机城址まで向かいます。小机城址市民の森の入口まで来ました。ここは根古屋広場といい、当時は城の麓にあった城主の館や家臣の屋敷地があった場所です。城主は平時には麓に居住し、戦闘時には城に詰めるという形は中世後期の全国の山城でよくみられたスタイルです。小机城の全体図がありました。本日は、現在地の根古屋広場から本丸広場へ。本丸広場から二ノ丸広場を巡るルートで進もうと思います。園内に入りました。全体的に竹林があり、大変風情豊かな城址です。まずは本丸広場を目指します。右の下を覗きます。こちらは空壕でした。一番北から見る空壕です。空壕の説明板です。先に進むと冠木門が見えてきました。ここが本丸広場のようです。本丸広場の説明板です。城址の調査実績が少ないため、ここが本丸跡と断定できる資料は見つかっていなく、推定のようです。今はただの広場のようです。本丸広場から見る冠木門です。広場の奥に説明板があります。小机城址の説明板です。小机城は「永享の乱」の頃に関東管領上杉氏によって築城されたとされています。太田道灌公によって攻められた記録も残っています。一度は廃城となるものの、北条氏綱の手により修復され、家臣の笠原信為公が城主として配置され、小机衆が組織されました。1590年（天正18年）の豊臣秀吉公による小田原征伐の際には、無傷のまま落城し、徳川家康公の関東入府にともなって二度目の廃城となりました。こちらは小机城址の想定図です。半島形の突出た丘陵の上部を大きく平に削り、一列に三つ程度の曲輪を置き、その並んでいる曲輪の側面に腰、帯曲輪を築かれています。また、城郭全体を二重の土塁を空掘でぐるりとめぐらす縄張で後北条氏特有の築城法だそうです。中世の城についての説明板です。さらに奥へ進みます。土塁へあがる階段の手前には、空壕がありました。空壕の説明板です。土塁への階段を上がって進みます。階段を登りきりました。土塁上です。ここは矢倉跡になります。さらに土塁上を歩きます。矢倉台跡です。矢倉台跡の説明板です。土塁を降ります。井楼跡です。広場から見る降りてきた土塁です。土塁の説明板もありました。次回は二ノ丸広場へ向かいます。【其の弐に続く】訪問日:2018年4月▽ ▽ランキングに参加しています。  応援(クリック)よろしくお願いいたします。   ⬅︎  クリックしてくださいね〜 にほんブログ村  close

小机城にゆく  其の壱:本丸広場から井楼跡へ