※盛岡城総構え：GoogleMap※陸中盛岡城　－総構え一周の旅ー（1/4）はこちら【続き】東顕寺さんから先はしばらく遺跡指定範囲が住宅地なので、中津川河畔に飛びます。中津川には江戸時代に城内橋として「上ノ橋」「中ノ橋」「下ノ橋」の3本が架橋されており、そのうちの一つ、奥州街道を…… more 通していた上ノ橋付近に、このようなものがありました（写真16）。これは石灯篭でいいんですかね？（写真17）その手前は分かりにくいのですが窪地です（写真18）。ここは堀跡であるとともに、料亭跡だそうです。堀を一部残して庭園の池にしたのでしょうか？その南側は、道路を挟んで公園になっています（写真19）。こちらは何もなさそうなのでここからしか見ていません。これが現在の上ノ橋（写真20）。この橋の欄干には古式ゆかしい擬宝珠が設置されています（写真21）。この擬宝珠は18個設置されていて、紀年銘は慶長14年が8基、慶長16年が10基です。ただし、架橋後は何度か洪水で橋が流されており、紛失した擬宝珠は新たに鋳造されたものの紀年銘は元のものがそのまま刻まれたそうです。ですので、実際にいつ造られたのかは不明です。橋を渡り、中津川左岸の遺跡指定範囲を目指してすぐ左折。遺跡指定範囲付近に来た時、こんなものがありました（写真22）。岩手県立衛生学院の記念碑ですね。盛岡城とは関係ないものです。ちなみに、そのすぐそばには岩手医科大学医療専門学校があります（写真23）。岩手医科大学医療専門学校の先を右折しますが、北辺は完全に民家敷地の中。藤原養蜂場さん付近からやっと遺跡指定範囲と道路が一致する箇所がでてきます（写真24）。ですが、かつての横矢に沿った道路にはなっておらず直線道路です。しばらくすると、完全にではないにせよ横矢に沿ったように道がうねってくる場所に出くわします（写真25）。さらにその先（写真26）。その先には、完全には一致しないものの、横矢に沿ってクランクになっています（写真27）。その先に進むと、遺跡指定範囲はNANAK（ナナック）に占拠されています（写真28）。遺跡指定範囲（各種商業施設・民家）を右に見ながら南下していくと、森岡八幡宮の参道と交差します（写真29）。歴代盛岡藩主・藩士もこの道を通って参拝していたのでしょうか？だとすると、右端に写るアーケード付近に城門があった可能性が考えられます。さらにそのまま南下すると、左手に見える駐車場の中央あたりに老木が残されていました（写真30）。藩政期のものかな？　と思って説明書きを読むと・・・（写真31）珍しい樹種のようですが、発見は藩政期、ここに植樹されたのは明治のころ。あまり盛岡城との関係性はないようですね。【続く】 close

陸中盛岡城　－総構え一周の旅ー（2/4）