三河 亀山城  奥平一族、運命の選択の地の詳細

三河 亀山城  奥平一族、運命の選択の地
久太郎の戦国城めぐり
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記事タイトル 三河 亀山城  奥平一族、運命の選択の地
概要

三河 亀山城 (愛知県新城市作手清岳・城山) <市指定史跡>前回の記事で古宮城を取り上げてみましたが・・。古宮城までおいでになったのなら、こちらの亀山城に辿り着くのも必然となるでしょう。逆に申せばこの両城、セットで見学することで効果アップ、印象アップ!です。さぁ、どちらを先に訪問…… more するか・・それはあなた次第です!亀山城は国道301号線沿いにある道の駅「つくで手作り村」の東側の丘上にあります。道の駅から更に南東側に橋を渡り、ゆうゆう広場の駐車場まで行くことができればほぼ城内。ここでは美味しい五平餅が食べられる隠れスポットもあります。この「亀」、「山」、「城」、「趾」、が目印。訪問した時は晴天から一転の豪雨明け。・・果たしてラッキーなのか?(その考え方は自分次第・・。)ちなみに自分は五平餅が大好物でありやんして・・。ですから山間部の山城訪問では必ず食する、というのがマイ掟になっております。飛騨、木曽、三河、信州、他どこへ行くときも超楽しみな日課となっております。個人的には飛騨小坂にあるクルミと黒ゴマたっぷりの・・・・さて、そんなことはどうでもいいです。亀山城の低丘陵は比高も30メートル程ですので手軽に登れちゃいます。現在は公園としてよく整備されているので散策にはもってこい。東南方面、ゆうゆう広場方面からの登城口が便利です。ささっと描かれている割には見事な鳥瞰図です。これでいいのです!主郭の山頂は東西に長い楕円形で周囲に土塁が巡っています。虎口は東西に土塁に挟まれた平入り虎口がお待ちかね。大まかな遺構の配置を把握したらいざ、登城していきます。ペイントロードに導かれると、西虎口へとたどり着く。こちら西の虎口は土橋で小郭の間を連絡します。もっとも、このあたりの遺構は一部土塁を含めて消失しているようです。見所はやはり防御意識の高い抱え込み土塁でしょう。本丸は周囲を土塁で囲まれて臨戦的な印象を受けます。亀山城址の「図」(小笑)本丸からは武田氏築城の古宮城がちらっと見えますね。・・意識しちゃいますね。本丸の東虎口。東の虎口を出ると二の郭につながり、北側に桝形状の虎口が開いています。二ノ郭も比較的広いスペースがあり、本丸南の横堀部とも連絡しやすいようです。こちら方面からの登城口も歩いてみるとほぼ全遺構を見学できます。主郭の南側には深い横堀が巡っており、その普請ぶりが見所でしょう。本丸側との高低差には唸るものがあります。奥三河山間部にありながらその立ち位置は常に難しい地域です。16世紀になると、今川氏、織田氏、松平氏、武田氏と配与先を転々とします。特に武田氏の南下に対しては一族内でその臣従先を分かつなどの悲劇もありました。忍耐と苦労の連続の末、奥平貞昌(信昌)は長篠城主に抜擢。その忍耐力は長篠の戦いにおける籠城戦で見事に開花。史上名高い歴史キーマンとして活躍します。石垣台座には立派な石碑があり、拍手 パチパチ・・。奥平氏の運命を賭けた一つ一つの選択は結果的には報われたといってよいでしょう。亀山の「亀」の如く守勢を保ちつつ、好機には遅々としてでも歩み出す。そんな奥平氏と「亀」との縁は不思議に他にもあります・・。信昌の四男、松平忠明が慶長15年(1610)に移封されたのは伊勢国の同じ読み亀山城。正室である徳川家康の長女「亀姫」とは仲睦まじく、大切にしました。(信昌は生涯一人も側室を置かず・・、いや、置けず??)亀姫との縁談がまとまったのは元亀4年のこと。‥等々。なんとなく縁起がいい、奥平氏の礎となった亀山城でした。 close

三河 亀山城  奥平一族、運命の選択の地
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タグ 三河の城めぐり
投稿日時 2018-08-06 01:20:02

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