対馬 桟原城  城郭から自衛隊駐屯地への詳細

対馬 桟原城  城郭から自衛隊駐屯地へ
久太郎の戦国城めぐり
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対馬 桟原城 (長崎県対馬市厳原町桟原) <市指定史跡> (付・宗義智公銅像) 国境の島・対馬の城郭めぐり その⑤  対馬にて是非とも見学したい城を3つ揚げるとするなら・・、しかも効率よく一日で回れる・・、という条件なると、金石城、清水山城、金田城、の3城になると思います。あと、…… more もし道中で少しお時間があれば桟原城の跡地に寄れるといいと思います。国道382号から少し入ったところにあるので訪問しやすいです。ただ、案内看板が非常に小さいので見落とさないよう・・。陸上自衛隊対馬駐屯地に向かう案内とセットになっています。100mほど登ってカーブの左側に石碑があります。気付かずに進んでしまうと自衛隊駐屯地に向かってしまいます。駐車場はないので石碑の向かいのちょっと広い路肩に停めました。道路から観察することになるので見学には充分に注意が必要です。朝鮮通信使幕府接遇の地 宗家桟原館の石碑。桟原城の跡地は現在、陸上自衛隊対馬駐屯基地敷地内となっております。したがって、内部の見学はできませんが、外観から石垣などが見学できます。隊員様方の「なんか怪しいヤツ」的視線をビンビン感じながらの一撃離脱型見学でした・・。桟原城は延宝6年(1678年)、第3代藩主、宗義真によって築かれました。 宗義真は金石城からこの桟原城へと居城を移しました。対馬府中藩は以後代々桟原城を居城として続き明治に至ります。 桟原城の復元高麗門が厳原幼稚園に移築されています。市内各所に見られる武家屋敷の石垣等、歴史を感じますね(* ´ ▽ ` *)。対馬藩家老の格式を伝える長屋門。桟原城が築城された際に西の浜の船着き場から城の大手門までが整備されました。この「馬場筋通り」の両側には宗家一門と上士屋敷が門を並べていたそうです。長屋門のある一画は家老・氏江家の屋敷でした。桟原城では写真が撮れませんでしたが、国道に面した東側にも立派な城壁が見られます。金田城が古代よりの、清水山城が中世、金石城と桟原城が近世、近代の城とするならば、桟原城址は現代、陸上自衛隊の駐屯地として対馬の平和維持活動の場となっています。あと・・ちょいと寄り道してきました。宗義智公銅像 (長崎県対馬市厳原町中村)清水山城の西麓の公園に宗義智公の像がありますので寄ってきました。自分は旅館から歩いていったので駐車スペースがあるかどうかは確認しておりません。国道沿いの西、中村地区の公園内にお見えですよ。火切石(防火壁)に囲まれた公園が目印です。対馬の英主、衣冠姿の宗義智公。国境の島・対馬の領主として必然、秀吉と朝鮮との間に入りました。外交面では難しい判断を迫られること度々、対馬の安寧の為、苦渋の決断の連続でした。彼には終生、絶妙な外交バランスが求められました。あらゆる手段で朝鮮国との通交に尽力した名将にして名使かと。朝鮮出兵における文禄の役では義父・小西行長と共に先鋒となり凄まじい軍功をあげます。そのうえで、朝鮮国との早期和平講和への締結に奔走、苦心する姿がみられます。戦後、義智公の生涯を捧げた日朝友好への努力は朝鮮通信使再開、という形で身を結びます。 予習した漫画本(^-^)/。清水山城を見据える義智公像はとても威厳ある姿でした。対馬繁栄のため、幾多の試練にも立ち向かっていった表情に満ちていました。真正面から相対すると彼の眼光(メジカラ)にヤラレてしまいました。次の日の対馬国境マラソンを走りました。「こうしてここまで来ることができるのも彼のお蔭かもしれないな。」義智公の業績を噛み締めながら走り切りました。 close

対馬 桟原城  城郭から自衛隊駐屯地へ
サイト名 久太郎の戦国城めぐり
タグ 対馬の城めぐり
投稿日時 2018-07-29 00:40:02

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