笠間城(茨城県)の詳細

笠間城(茨城県)
むぎの城さんぽ
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記事タイトル 笠間城(茨城県)
概要

【笠間城】かさまじょう 【別名】桂城 【構造】山城 【築城者】笠間時朝 【築城年代】1219年(承久1年) 【指定史跡】市指定史跡 【場所】笠間市笠間3616 地図 【スタンプ設置場所】かさま歴史交流館 筒井屋(9:00~18:00、休館日は月曜日、月曜日が祝日の場合は翌日) …… more 佐白山に笠間時朝が鎌倉時代に16年の歳月をかけて築いた笠間城は 戦国期に蒲生郷成が入城すると、関東の山城では珍しい石垣を多用した近世城郭へと改修されました。 天守曲輪には二重天守が築かれ、谷や断崖を生かし堀や土塁で造られているが天守曲輪は 石垣で形成されているのが特徴です。 井筒屋 続100名城のスタンプ設置場所の「井筒屋」です。 スタンプ設置場所 スタンプは良好です。 こちらでは、笠間城についてパフレットや地図で親切に見所を教えてくれました。 この辺りには造り酒屋さんも多くあったそうです。(今は2軒) 駒場丸(千人溜り跡) この広場はいざ出陣というとき武士が集結した所です。 駐車場 千人溜りには駐車場が設けられています。 こちらに車を停めて徒歩で本丸を目指します。 登城口 この先はあちこちに石垣が見られるので、遺構を見ながら進んで行きます。 大手門跡 大手門跡には石碑があり、石垣も見られます。 この大手門は櫓門で手前には木橋(大手橋)がかかっていたようです。 大手門跡上 車が直角に曲がれないのでこのような道を造ってしまったのでしょう…。 道路を歩いて行けば楽ですが、もちろん遺構の残る古道を進みます。 中門跡 古道は石段で出来ていて階段になっている場所には門が構えられていたと思われます。 そしてここは中の門跡です。 二の門跡 石段を登りきったところに二の門があったものと思われます。 玄関門跡 この石垣が玄関門跡の石垣です。 ここには石垣からすると、櫓門かそれに近い門構えだったと思われます。 二の丸 笠間城築城750年祭の記念碑があります。 本丸 二の丸から見た本丸。 ここには御殿が築かれ、居館とされていました。 宍ヶ崎櫓跡 足元をよく見ると礎石?っぽい石が見えます。 八幡台 八幡台に登ると、あずまややベンチがあります。 そして本丸の中が一望出来ます。 本丸にある高い土塁のようにも見える高まりが八幡台です。 そしてこの高くなっている場所に八幡台櫓がありました。 八幡台櫓跡 ここにはかつて八幡台櫓がありました。 平時は武器庫として、戦時は物見として使用されていました。 現在八幡台櫓は麓の真浄寺に移築現存しています。 案内看板 この案内看板を見ると、沢山の城門があったことがわかります。 笠間城跡碑 この説明文がとてもわかりやすく、笠間城のことがまとめられています。 笠間城になる前は、この山には正福寺と徳蔵寺勢力争いが盛んでした。 そのため、藤原(笠間)時朝がつかわされ鎮圧し、笠間城を築城したことが記されています。 天守曲輪入口 石段がつづき、ちょっと空気が変わる気がします。 いよいよって感じ! ちなみにここにもひとつ門がありました。 天守石垣 石段を登って行くと間も無く石垣が見えて来ます。 東日本大震災により石垣が崩れてしまったため、立ち入り禁止になっていますが 見事に石垣が残っています。 天守台 崩れかけていますが石垣を多用して天守台が造られています。 こちらも東日本大震災により崩落し、立ち入り禁止になっていたようですが 現在は開放されています。 しかし、石段の間隔がかなり広くなってしまい高低差があるので 十分気をつけて昇り降りして下さい。 手水 岩を刳り抜いて造られた手水。 手や口を濯ぐ気にはなれないのですが^^; 機能はともかく、なんだか珍しくておしゃれな感じ。 佐志能神社 ここにはかつて二重の天守が築かれていました。 明治初期に廃城令によって建物が取り壊されたのですが、天守の廃材を使って この神社は造られていると伝わります。 裏手に廻ると本殿の周りは瓦で塀が造られています。 この瓦も天守の瓦だったと伝わります。 崩れた石垣 更に裏手に行くと大きな石が意味ありげにいくつも見えます。 加工したような石ではないので庭石のような装飾用か思ったのですが 天守台の石垣が崩れたようです。 ここは自然の石を使って積まれていたのでしょうか。 笠間城の散策はこれにて終了。下山します。 大黒石 道路の途中にあるこの大きな石は、むかしむかし 徳蔵寺の僧兵が攻め込んできた時、この大きな石が転がって来て徳蔵寺勢はつぶされまいと ちりじりに逃げて戦力を失い引き上げて行ったそうです。 正福寺のピンチを救った石だそうです。 大石邸址 赤穂藩の大石内蔵助良雄の父と祖父が暮らしていた屋敷跡です。 笠間藩主の浅野氏が赤穂へ国替えとなり、浅野氏の家老であった大石氏も赤穂へ。 大石良雄の銅像 「忠臣蔵」でおなじみの大石内蔵助良雄の銅像です。 真浄寺 こちらのお寺に笠間城八幡台櫓があるというので見に来てみました。 ここはカーブになっていてお寺から出る時は見通しが悪いので事故を起こさないよう 注意して出入りして下さい。 笠間城八幡台櫓 現在は真浄寺の七面堂として使用されている八幡台櫓。 かつては笠間城本丸にある八幡台にあった櫓ですがこの地に移築し、現存しています。 ここではちょっと異色な佇まい。 櫓としてみれば格好良いですよ。 九ちゃんの家 おまけに、井筒屋さんで聞いた坂本九さんの旧家がこちらです。 日航機墜落事故現場にも遠からずの場所からやって来たので何かの縁と思い立ち寄ってみました。 夏が来ると日航機墜落事故を思い出してしまいます。 なんともさみしげな風景です。 雨が降ったりやんだりの中での訪問となりました。 草が生い茂っていますが比較的よく遺構が見える良い城跡でした。 ちょっと道路が遺構を破壊してるのかなと思いますが要所要所は残っているので 雰囲気も楽しめたし、このままの状態であまり手を加えず保存してもらえたらなあと思います。 平成30年6月23日登城  おぼえておこう! 続日本100名城公式ガイドブック (歴史群像シリーズ特別編集)公益財団法人 日本城郭協会学研プラス close

笠間城(茨城県)
サイト名 むぎの城さんぽ
タグ 続百名城
投稿日時 2018-07-02 15:00:04

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