埼玉県大里郡寄居町にあります鉢形城址です。当ブログ99城目となる鉢形城址は、戦国時代の代表的な城郭跡として、昭和7年に国指定史跡となりました。鉢形城は、1476年関東管領であった山内上杉氏の家臣、長尾景春公が築城したと伝えられています。後に、この地域の豪族藤田康邦に入婿した、小田…… more 原の北条氏康公の四男氏邦公が整備拡充し、現在の大きさとなりました。関東地方において有数の規模を誇る鉢形城は、北関東支配の拠点として、さらに甲斐・信濃からの侵攻への備えとして重要な役割を担いました。1590年の秀吉公による小田原攻めの際には、後北条氏の重要な支城として、前田利家公・上杉景勝公等の北国軍に包囲され、攻防戦が展開されました。1ケ月余りにおよぶ籠城の後、北條氏邦公は、城兵の助命を条件に開城します。開城後は、徳川氏の関東入国に伴い、家康公配下の成瀬正一公・日下部定好公が代官となり、この地を統治しました。駅から徒歩15分程歩くと石碑が見えてきました。石碑がある場所がいきなり曲輪跡になっていました。ここは笹曲輪跡です。鉢形城の説明板があります。曲輪の真ん中には鉢形城全体の模型があります。1/250の模型だそうです。城の中心部は、荒川と深沢川に挟まれた断崖絶壁の上に築かれていて、天然の要害をなしています。立体的で地形がとてもわかりやすくなっています。曲輪の奥には土塁が見えます。土塁に上がります。登った先には石垣の表柱がありました。石垣です。上段は崩れています。笹曲輪跡を後にし、道路を歩きます。土塁と土塁の間に道が突っ切っているのがわかります。当時は搦手口だったようです。しばらく歩くと伝御殿曲輪の標識が見えてきます。伝御殿曲輪へ向かいます。伝御殿曲輪跡の上段の曲輪に向かう石段を登ります。登った先は少し細い広場になっていました。ここは本曲輪跡になります。ここからの景色です。ここにも鉢形城址の説明板がありました。少し進むと一気に広場が広がってきます。石碑がありました。奥に進むと高低差が出てきました。曲輪の1番奥です。曲輪を降ります。降りた先の景色です。ここが伝御殿曲輪跡になります。ここから見る本曲輪跡です。本曲輪が巨大な土塁であることがわかります。続いてニノ曲輪・三ノ曲輪へ向かいます。城山稲荷神社への参道を進みます。城山稲荷一ノ鳥居です。城山稲荷ニノ鳥居です。ニノ鳥居の側の広場がニノ曲輪跡になります。ニノ曲輪跡には北の端に土塁が見えますが、特に目立つ構造物はありません。城山稲荷三ノ鳥居です。城山稲荷神社の拝殿です。次回はニノ曲輪跡よりスタートです。【其の弐に続く】訪問日:2018年3月▽ ▽ランキングに参加しています。  応援(クリック)よろしくお願いいたします。   ⬅︎  クリックしてくださいね〜 にほんブログ村  close

鉢形城にゆく  其の壱:笹曲輪跡から本曲輪跡