向羽黒山城(福島県)の詳細

向羽黒山城(福島県)
むぎの城さんぽ
ページの情報
記事タイトル 向羽黒山城(福島県)
概要

【向羽黒山城】むかいはぐろやまじょう 【別名】岩崎城・巌館城 【構造】山城 【築城者】蘆名盛氏 【築城年代】1568年(永禄11年) 【指定史跡】国指定史跡 【場所】大沼郡会津美里町 地図 【スタンプ設置場所】向羽黒山城跡整備資料室前(終日利用可能) 葦名盛氏が築城し、伊達政宗…… more と蒲生氏郷がそれぞれ重要な要衝として改修を加えています。 その後、上杉景勝・直江兼続が最後の砦とした東北最大級の天然の要害です。 遠望 本郷大橋から見た白鳳三山の左が岩崎山、右が羽黒山です。 夜明け前の到着でまだ辺りは薄暗いです。 入口 城下町を想像させる街並みの中に向羽黒山の入口が見えて来ます。 ここは会津本郷焼の産地で陶器や赤瓦の原料が採掘され、会津本郷陶磁器会館の前にこの場所があります。 向羽黒山城跡整備資料室前 先程の入口から坂を登った正面に向羽黒山城跡整備資料室に出ます。 ここには続・百名城のスタンプが設置されています。 スタンプ 続・百名城のスタンプがここに設置されています。 24時間押印可能なので助かります。 全体図・解説板 この全体図を見ただけでも広いことがわかります。 羽黒山神社 向羽黒山城は広いと聞いていたので先を急いでお参りはしてこなかったのですが この奥には羽黒山神社と出世稲荷神社があるそうです。 う~ん、これは出世のチャンスを逃したか! 三の丸跡 三の丸の入口です。 管理棟脇を入るとなだらかな台地が見渡せます。 三の丸は主に馬の訓練場として造られました。 西北の見通しも良く望楼や指揮陣屋なども建ち並び見張場としての 機能をしていました。 また、兵力の養成広場としても使用されていました。 堀切 二の曲輪と三の曲輪を分ける城内最大の堀切です。 土塁 駐車場にあるトイレの脇に土塁があります。 城内には沢山の土塁が存在しますが、とてもわかりやすい土塁です。 ここでは堀切も一緒に見ることが出来ます。 御茶屋場曲輪 御茶屋場曲輪は蘆名盛氏が茶の湯をやっていた場所と伝わります。 眺望 雨上がりで正面に見えるはずの磐梯山は雲に隠れています。 みかえり坂 みかえり坂の入口です。 坂がきつそうなのでここは下から見上げるだけで…^^; 弁天曲輪 古来相伝ふ向って右の祠は、越の国(新潟方面)から阿賀川を遡って水郷会津に移住し南青木組花坂村から、宗像宮司が神護景雲元年(七六七)神託により此地に遷し祭ったと云ふ。 この宗像の神は、海津見系(あまつみ)の女神弁財天である。 猶、ここから南に向って旧本丸の中腹に奇岩怪石数ある中に大昔ここに天人が住み、磨臼に使ったと云ふ中空に聳ゆる磨臼岩がある。 又、左に万延元年(一八六〇)九月岩崎山弁天宮・西隣の地に御水神社を遷し祭った。 文久元年(一八六一)四月十九日郡奉行神宮・其の他十八ヶ村、岩崎堰関係代表者多数が参集して水神祭大式典が行なわれたと伝ふ。 と案内看板には記されています。 岩崎山弁天神社 岩盤の上に石垣、その上に祠があります。 二の曲輪虎口 二の曲輪の下に駐車場とトイレがあり、トイレの両側に二の曲輪への道があります。 左が腰曲輪、正面は二の曲輪の虎口です。 二の曲輪 広場になっていてあずまやもあります。 そして、眺めも良い! 眺望 カメラをズームして、大好きな「鶴ヶ城」が見えました! みかえり坂 御茶屋場曲輪向いの入口から登って二の曲輪のこの地点に出て来ます。 かなり急な階段を登ることになります。 上から覗いてみると直角に近い角度なのがわかります。 三日町口虎口 この先には石積石垣枡形の虎口があります。 横堀 堀底にある石垣?がとても気になるのですが何でしょう? この辺りの堀と土塁はとにかく凄い。 この辺りは見事なほどに竪堀、横堀が入り組んで複雑な地形を形成しています。 掘って盛り上げた高低差がはっきり残っているのであっちも!こっちも!そっちも! という具合に目に飛び込んで来る場所なのでハイテンションになります。 いよいよ、本丸へ。 二の丸の駐車場から続いて少し下ると一の曲輪の入口があります。 引き続き車は二の丸下のトイレ横の駐車場置いたまま登城します。 一の曲輪入口 「熊出没中」の黄色い貼り紙があります。 怖いので、群馬県の岩櫃城のスタンプ設置場所でもある東吾妻観光協会のガチャで買った 「真田紐の熊鈴」をめいっぱい鳴らしながら登りました^^; 竪堀 これはすごい! 本当に滑り台のような竪堀です。 山城へ行けばいくつもの竪堀を目にして来ましたが、私が見て来た中では この竪堀が一番スゴイのではなかろうか…。口を開けて見入ってしまいました。 たぶん、上で転がり落ちたら止まることなく下まで転がり落ちると思います! ※写真ではゆるく見えますがとても急な斜面です。 腰曲輪 登っている途中にはいくつもの曲輪が見えます。 てっぺんが見えて来ました。 しかし、手前で堀が待ち受け、上から狙い撃ちされそうです。 一の曲輪 一段下の虎口を進み、頂上に到着。 標柱もあります。 下から見上げて旦那に「ここ登るのお~?」とブツブツ言われながらも 登り上げれば途中の遺構に感激し、結局この日もてっぺんとったぞー!と気分爽快 南側の幾重にも連なる堀切も見事です。 ここは発掘調査中の現場と思われます。 説明がないので何の跡が検出されたのかわかりません。パンフレットにあった礎石かな? ここから下を見下しただけでも広くて散策しきれてないのが わかりますが、でも今回はこの辺でお暇致します。 早朝から散歩をされている方が3組と、車で様子を見に来た方など 人気のある林道でした。 一の曲輪の登城道には倒木があったりしたのですが、整備中のようだったので 発見も早く、倒木の撤去もすぐしてもらえることでしょう。 遺構がしっかり残った良い城跡でした。 続・百名城のスタンプスタートの地をここに選んだ理由は、もちろん以前から訪れてみたかった というのもあるのですが、決めてになったのが終日スタンプOK!ということでした。 夜中に出発して夜明けとともに登城できるという朝さんぽにピッタリな城址ということで 続・百名城は会津からのスタートとなりました。 ちなみに百名城は生れ故郷の高遠城からだったので会津からというのも 保科正之公が結ぶ縁だったのかな。。。 この後、祖父母の眠る猪苗代方面まで城めぐりはつづく…。 平成30年4月7日登城  おぼえておこう! 【1級】戦国期の武将大関氏は関東では珍しく外様大名だが転封されることもなく明治まで続いた。城下町には松尾芭蕉が奥の細道時に1か所として最長の14日滞在した、その城はどれか。★★ 【準1級】会津を400年にわたって支配した葦名氏が全盛時代に築城した山城で曲輪、竪堀、石塁などの遺構が残る城はどれか。★ 続日本100名城公式ガイドブック (歴史群像シリーズ特別編集)公益財団法人 日本城郭協会学研プラス close

向羽黒山城(福島県)
サイト名 むぎの城さんぽ
タグ 続百名城
投稿日時 2018-04-16 19:00:04

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