※岩代片平城（1回目）はこちら※岩代片平城（2回目）（2/2）はこちらジャンル：中世平（丘）城（広修寺館）、中世平山城（片平城）所在地　：　広修寺館＝福島県郡山市片平町南万楷　・　南万会　にまたがる一部　片平城＝福島県郡山市片平町上舘　・　天王　・　愛宕裏　などにまたがる一部お勧…… more め度：★★☆☆☆（片平城）難易度　：★☆☆☆☆駐車場　：少々離れますが、片平公民館をお借りするしかないでしょう登城日　：2018年3月城館位置：GoogleMap（広修寺館）、GoogleMap（片平城）【来歴】広修寺館については、築城時期・築城主とも不明。距離・位置関係からして片平城の支城であることは間違いないと思います。片平城については1回目訪問記録をご参照ください。【縄張】広修寺館は宅地化、農地化のため遺構が消滅しているため不明。片平城は中央部、縁辺部が宅地化、農地化で破壊されているため全体像がよく分かりません。破壊から免れている西側の丘陵に大きく2郭が並列に並べられており、東側の丘陵は櫓台のようになっています。【写真】広修寺館の南側からの遠景。ほぼ平城といえる程度の比高差（5m程度）のなだらかな丘陵上に築かれていたようです。宅地化のため削られた可能性はありますが、そう大きな変化はないでしょう。また、遺跡名称からは館が築かれる前、または廃城後に寺院があった可能性が考えられます。北側にも回ってみましたが特にこれといったものもないので、すぐに前回見落とした片平城の西側を目指しました。県道142号線に案内看板がありました。ちょっと目立ちにくいですが、十分な目印です。その道路向かいには河津桜の植樹記念碑があり、看板とこの碑に挟まれた道が大手道だと示しています。これが大手道です。本来の大手道であったとしても改変が激しく往時の雰囲気は全く残していないでしょう。大手道を上り詰めると案内標識があります。背後の太陽光パネルが設置されているあたりは山を崩しているようで、城址ファンとしてはさびしいものがあります。気を取り直して案内標識で示された方向を見ますと、もう一つ案内標識があります。案内標識から左折すると城内通路を登れるようになっています。そのまま直進すると突き当たり、大きく右に戻る折れと、正面には不動明王像が祀られています。おそらく、俺の手前に城戸が設けられ、不動明王像のあたりには南～西方向の見張役兼城戸の守衛の兵が置かれたのではないでしょうか。城内通路を折れるとすぐに虎口と櫓台が現れます。最初は土塁だと思ったのですが、虎口外にはみ出して城内通路を登ってくる敵を迎え撃つ構造にしか見えないので櫓台で間違いないと思います。【続く】 close

岩代広修寺館＋片平城（2回目）（1/2）