※岩代大波城（1/2）はこちら【続き】腰郭群を登りきると最高所の平場に出ますが、そこにある土塁のような地形。大したことはない高さですので、櫓台だったり、館神を祀ったりしていた場所なのかもしれません。平場の全景。最初はここが主郭かと思いましたが、二の郭跡を示す看板が設置されています…… more 。このときは何かの間違いだろう、という程度の認識でしたが、これが失敗。北北西麓に主郭を示す看板があるそうです。ただ、位置と高低差を考えると主郭跡としている場所は平地居館で、普通はこっちが主郭とするのが一般的だと思います。南北朝期の築城ということですので、「平城を築いたが後に山城も造営」ということも考えにくいですし。話を戻しまして、この土塁状の地形の上には立派な城址碑が建てられています。碑文も刻まれているのですが、読みにくいです。二の郭の北東隅近く（公衆トイレ付近）にはのろし台があります。雪に覆われていてよく分かりませんが、復元物らしいです。西側を見下ろすと平場が見えます。後世に造成されたものでなければ三の郭跡（最高所を二の郭とすれば）ではないでしょうか。北側を見ると、中村街道と呼ばれる国道115号線がよく見えます。東側を見下ろそうとしたのですが、こちらは木々が密生していてよく分かりませんでしたので、公園への登り道を降っていって振り向いてパチリ。こちらから登るのが一般的みたいです。そのまま市道を通って下っていくと国道115号線にたどり着き、ここに立派な案内看板があることに気づきました。写真には写っていませんが、右側はすぐ国道115号線です。左側に進んでいけばさきほどの城址標柱に行きつきます。で、また一つ失敗していることに昨日気づきました。大波城の遺跡指定範囲が非常に広いことを。今回見て回った北東部に対し、鞍部を挟んだ南西の山の中にまで遺跡指定範囲があったのです。写真を撮っていませんので、GoogleMapからお借りしたのですが（非公式w）。このあたりがだいたい南西部の中心あたり。最南端がこの太雷（大雷）神社。神社の鳥居の前に駐車できそうなので、機会があればこちらも訪れてみたいですね。 close

岩代大波城（2/2）