城友さんとさすらう信濃城郭漂流記 午後の部の詳細

城友さんとさすらう信濃城郭漂流記 午後の部
久太郎の戦国城めぐり
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記事タイトル 城友さんとさすらう信濃城郭漂流記 午後の部
概要

城友・日向さんとさすらう信濃城郭漂流記も午後の部へと入ります。上原城と桑原城はほとんどの山城ファンの方々ならセットの見学が定番ですがここ諏訪湖周辺には他にも魅力的な山城が多く点在しています。岡谷市を代表する花岡城や小坂城・・・、下諏訪町といったら山吹城に桜城・・。諏訪市が誇る有賀…… more 城や武居城・・、茅野市には個人的に大好きな鬼場城や朝倉山城。コンパクトにまとまった多彩な遺構に出会うことができる名城ばかりです。諏訪 上原城 (長野県茅野市上原・金比羅山) <県指定史跡>今回はやはり日向さんが上原城をチョイスしてくれました。林道で背後の大堀切近くまで車で行けちゃうのは楽ちんですね。思わず歓声をあげずにいられない大堀切でした。((((;゚Д゚)))))))眼下に広がる茅野・諏訪の街並みにここでも歓声が止まりません。見事な腰のスロー・ツイストでパノラマ写真に挑戦中、日向さんです。(その動きができるなら、もうぎっくり腰は大丈夫そうですな)この夏、腰に「魔女の一撃(しかも会心の)」を食らった日向さん。こうして共に山城へも来れるようになってホントに良かったです。二の郭に鎮座する物見岩は上原城の象徴的シンボルです。上原城には「板垣平」と呼ばれる広い館址と見られる台平地が形成されています。甲斐~信濃各郡間における街道の集まる最重要拠点でありました。信玄、勝頼もこの上原城を何度となく拠点として利用しているのもそのためです。山城の教科書のような遺構が楽しめます。一度「ゆっくり縄張り図を描いてみたい」、そんな惚れ込める山城の一つであります。さぁ、我々の初期目標も達成できました。とりあえず腹が減ったので、「信州といったら蕎麦。」富士見町まで降って、道の駅・蔦木宿で八ヶ岳丸抜きそばをいただきました。(蔦木は「つたき」と読みます。もう山梨県とは目と鼻の先です) 上品な色白細麺ですが、腰があって美味しかったです!ごちで~す。さぁ、腹も膨れて、次はどの城にいきましょうか、日向殿・・。・・日向殿?・・まずいです、日向さんの目が遠くを見つめる、野望モードになっている・・。いや(汗)、あの・・次、ジムニーでどこまで・・「‥次は海ノ口城まで行きましょうか」(サラッと)(*゚ロ゚)(*゚ロ゚)(*゚ロ゚)!!、・・さ、佐久ぅぅ!?い、いけない・・、目を合わせるのは危険すぎる!日向必殺「野望モード」は距離感をチャラにした別名「無謀モード」でもあるのです。しかし、諫言もできず、そのまま熱意?に持っていかれるのでありました・・。佐久 龍岡城五稜郭 (長野県佐久市田口) <国指定史跡>・・一体、自分はどこに連れていかれるのでしょう・・?しかし、ここは乗りかかった同舟、どうせなら初めての佐久入りを共に愉しもう!切り替えだけは得意です、むしろワクワクしてきました。・・ところが海ノ口城というのは車での登坂ルートはなく、結構な登山だとか。陽も短くなってきていることから、ここで予定変更。ちょっと足を延ばして、龍岡城五稜郭へと向かうことになりました。五稜郭から少し離れた所にある大手門桝形虎口。予備知識がなかったので偶然出会えたこの遺構に感動!やはりこれぞ冒険の醍醐味です。龍岡城五稜郭は、函館五稜郭とともに日本に二つしかない星型稜堡をもつ洋式城郭です。龍岡城は戸時代末期に田野口藩主・松平乗謨が元治元年(1864)に田野口藩新陣屋として着工。慶應3年(1867)に竣工しました。(時代的にもはや「築城」、と言わないのですね・・)フランスのボーヴァン将軍が考案したといわれる稜堡式築城法によるものです。突角部に砲座を設け各稜堡から十字砲火をもって攻防することを目的としています。明治5年(1872)城は取り壊されますが、堀と土塁、建物の一部「お台所」が残されています。この距離では独特の外観を把握するのは無理ですが、角部はよく見学できます。近くの山の展望台からはよくその形がわかるようです。時間の都合、パスコースにしましたが、次回機会があったら迷わず行きたいな~。「日本に二つ」という貴重な幕末城郭、周囲を2人で散策するのでありました。さて、そろそろ日も傾いて参りました。楽しい時間はあっという間に終わってしまいます。「日向殿、今日はホントに楽し・・」「帰りはついでに小諸城に寄ってみましょう!」・・骨までしゃぶろうとする気ですな・・。しかし、小諸城に到着したのは懐古園閉館の午後5時・・。チ~~ン。・・でした。「そ、それでは、日向殿、和田峠を抜けそろそろ・・」「真田本城なら車で行けますから、どうですか?」(*゚ロ゚)(*゚ロ゚)(*゚ロ゚)!!、・・う、上田ぁぁ!?「ご一緒します!」(T_T)上田 真田本城 (長野県上田市真田町長字小別堂) <市指定史跡>ということで、夕暮れの真田本城に到着です。それにしても日向さん自身の電池パックは長持ち充電です。朝5時から運転しっぱなし、ここにきてもまだまだ元気。主郭のすぐ近くまで車で登ることができる有り難い城です。真田氏の拠点があった城で、規模や構造が真田氏の本城に相応しいとの理由で真田本城と呼ばれます。主郭背後に高土塁がめぐり見事です。石垣も若干、確認されます。遠くに見える上田の街並みにも電灯が灯りはじめました。全く先の見えない信濃城郭見学、プレゼンby日向さんのツアーでしたが、目にしたことのない信州の様々な風土を肌で感じることができて、とても楽しかったです。なにより疲れたはずの日向さんが最後までぴんぴんしており、「野望モード」全開だったのには脱帽しました。長距離の長時間、運転していただき本当に日向さんには感謝です。「お城が好きだから行く」漂流記はまだまだこれからも続きそうです。 close

城友さんとさすらう信濃城郭漂流記 午後の部
サイト名 久太郎の戦国城めぐり
タグ ドライブ
投稿日時 2017-08-31 01:40:01

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