山口県岩国市にあります岩国城趾です。 当ブログ84城目となる岩国城趾は、蛇行した錦川に囲まれた天然の要害の地である横山の山頂に 築城した城です。 吉香公園からは、ロープウェイに乗り山頂まで…… more やって来ます。 天守までは、2通りのルートがあるようです。 行きは、雨も激しいので舗装された城山園道を通るルートで向かいます。 大釣井です。 1609年に掘られた井戸で、非常時の武器や弾薬などが収納されていました。 非常時は脱出口でもあった井戸と云われています。 大釣井の手前にあります石段を登ります。 石段を登った先が二ノ丸跡です。 その先が本丸跡で、天守が見えます。 二ノ丸から見る天守です。 現在の天守は1962年に外観復元されたもので、四重六階の桃山風南蛮造りです。 復元された現天守の場所は、当時とは異なるそうです。 理由は、錦帯橋からよく見えるよう、旧本丸の約五十メートル南側に位置を変えて 復元したそうです。 二ノ丸跡地面には図面がありました。 1786年の絵図を元にしているようですね。 では、いよいよ本丸跡へ向かいます。 虎口になっています。 ちなみにこちらの石垣および塀も復元されたもので、当時とは異なるそうです。 虎口を抜けると石垣が目の前に現れます。 こちらは、岩国城旧天守台です。 説明板によると下の三分の一が現存石垣で残りは復元だそうです。 現在も下部の約四分の一は地中に埋まっているそうです。 天守台をグルリと周ります。 雨のせいか復元と現存の境目が全くわかりませんでした。 その先に空壕がありました。 説明板によると鉄砲による攻撃を意識して造られた空壕だそうです。 よく見ると石垣が散乱しています。 破却時のものなんでしょうか？？？？？ 空壕を越えた先が北ノ丸跡です。 現在は公園になっています。 天守まで戻ってきました。 この場所がパンフなどでのよく使われる岩国城のビュースポットです。 岩国城は1608年初代岩国藩主である吉川広家公によって築かれました。 瓦には、吉川家の家紋が入っています。 本丸には4重6階の唐造りの天守が建造されたのですが、完成からわずか7年後の1615年に 幕府の一国一城令により破却され廃城となってしまいます。 厳密には、周防国にはこの岩国城のみが存在していたため破却の必要はなかったものの、 毛利氏が幕府への遠慮から先走って破却してしまったと云われているそうです。 城郭案内図がありました。 なんと先ほどの北ノ丸には本丸の外周を周る道があったんですね。 今回は見逃してしまったんで、次回再訪時の宿題にしたいと思います。 其の四では、天守内部より紹介していきます。 【其の四に続く】 訪問日:2017年3月 ▽ ▽ ランキングに参加しています。  応援(クリック)よろしくお願いいたします。   ⬅︎  クリックしてくださいね〜 にほんブログ村 ※毎週土曜日9時に更新しています。 close

岩国城にゆく 其の参:本丸跡