大坂城(大阪府)の詳細

大坂城(大阪府)
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記事タイトル 大坂城(大阪府)
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大坂城(おおさかじょう) 別名 錦城、金城 構造 平山城 築城者 豊臣秀吉、徳川幕府 築城時代 1583年(天正11年)、1620年(元和6年) 指定史跡 国指定史跡 国重要文化財 場所 大阪市中央区大阪城1-1 【 地図 】 太閤秀吉が築いた漆黒の大坂城に対して、多くの大名…… more たちを動員して天下普請によって 築いた徳川幕府の大坂城。 豊臣大坂城を埋めた上に徳川期の大坂城を築いており、シンプルな縄張りに見えて 仕切りを付けて守り堅固な造りになっています。 大手門 1628年(寛永5年)徳川幕府により再建された高麗門です。 高麗門 控柱の下部は腐食し、根継ぎがれています。 すばらしい技法がほどこされているのでこの継ぎ手の部分にぜひ注目してみてください。 多門櫓 土塁や石垣の上に築かれた長屋状の建物を一般的に「多門」と呼びます。 この語源は松永久秀の多門城に長屋状の櫓があったことに由来するそうです。 大坂城にはいくつかの多門櫓があったのですが現存しているのはここだけです。 大手口桝形の巨石 大坂城の石垣は徳川幕府の命令で諸大名が築いたため競って大きな石が使われています。 瀬戸内海の小豆島の採石所から切り出して運ばれてきたもので、 熊本藩主加藤忠広が築き久留米藩主有馬豊氏が改築しました。 大きさは表面積が畳約29枚分と言われています。 桜門 豊臣期に桜の馬場があり、門の近くに桜並木があったことから桜門と呼ばれるようになりました。 門の両脇にある巨石は「龍虎石」と呼ばれ、雨が降ると右には龍・左には虎の姿が浮かび上がると言われていました。 桜門桝形の巨石(蛸石) 岡山藩主池田忠雄の担当で築かれ備前産の花崗岩が使用されています。 この巨石は城内で一番大きく、畳約36枚分の大きさを誇っています。 天守閣 「大坂夏の陣図屏風」の豊臣期の天守を参考に鉄筋コンクリートで建造されました。 しかし、豊臣期の天守は現在の場所より東にあったことが判明しています。 天守閣入口 試着体験 天守閣2階にて1回500円で試着して写真を撮ることができます。 真田幸村の「鹿角脇立付兜」で大坂夏の陣で使用されたものの復元兜です。 残念石 瀬戸内海小豆島で切り出された石ですが、大坂城に運ばれなかった残念な石が現地には残されているそうです。 大きい方は黒田長政の石切丁場でみつかり、小さい方は細川忠興の手によって切り出されたものです。 残念だったけど残念じゃなくなった石ですね。 山里口出枡形 出枡形になっていて、本丸に通じる姫門と山里丸に通じる山里口門があったのですが どちらも明治維新の大火で焼失してしまいました。 隠し曲輪 本丸に築かれた唯一の帯曲輪で、兵士を隠す場所だったことから隠し曲輪と呼ばれています。 ここには秘密の抜け穴があるとの伝説も伝わります。 刻印石広場 大坂城の石垣にはどこの藩の大名が運んだ石かわかるように、刻印された石が多く見ることが出来ます。 多くの石垣があるので刻印を探してそこの石垣がどの藩の普請か見てみるのも楽しいものです。 秀頼・淀殿らの自刃の地 山里曲輪にある秀頼と淀殿の自刃した場所です。 極楽橋 橋を渡ると高麗門と多門櫓がありました。 山里曲輪の北の入口であり、ここも桝形で構成されていました。 内堀と石垣 ここから見る石垣がとても美しいです。 御座舟 黄金の和舟 ばけもの屋敷 伏見櫓の内側一帯には、江戸時代のはじめ金奉行の役宅が置かれていました。 やがて空き地となりいつしか「ばけもの屋敷」と呼ばれるようになり、ここに住み着く妖怪がとりつくと隣接する定番たちが恐れていました。 その後、享保年間に着任した大名戸田大隅守が妖怪を退治したという言い伝えがある場所です。 北仕切 京橋口 京橋口桝形の巨石 城内二番目の巨石で加藤清正が運んで来たと言われる「肥後石」ですが、実はこの辺りの担当は岡山藩の担当で岡山藩主池田忠雄によって運ばれたようです。 京橋口定番屋敷跡 ここは大坂定番に就任した大名の屋敷があった場所です。 京橋口守衛のほか、下級役人のまとめ役と大坂城代の補佐役を務め西日本の支配にも携わっていました。 公務を行う表御殿と家族が暮らす奥御殿が建てられていたのですが明治維新の大火によって焼失してしまいました。 伏見櫓跡 弘前城や丸亀城天守よりも大きな三重櫓があったのですが、昭和20年の空襲で焼失してしまいました。 伏見城からの移築だったと伝わります。 青屋門 出枡形になっている青屋口。 市正曲輪(梅林) 賤ヶ岳の七本槍のひとりでもある片桐東市正且元の屋敷があったことから市正曲輪と呼ばれています。 現在は梅林となっています。 雁木坂 江戸時代には石段だったという坂道。 現在は車も走れる舗装路ですが全体を歩いてみても、やはり他に比べるときつい坂道だったことが覗えます。 西の丸 徳川家康がここにもう一つの天守を建てた場所であり、それ以前は秀吉の正室「北の政所」が住んでいた所です。 奥に見える建物は迎賓館で、二条城の二の丸御殿の白書院をモデルに造られていて 結婚式やパーティーが出来る場所となっています。 焔硝蔵 耐火・耐水・耐久に工夫を凝らせた石造りの火薬庫です。 他にも大量の兵糧や武器武具が備蓄されていました。 1685年(貞享2年)に造られたもので重要文化財に指定されています。 黄金の茶室 西の丸庭園内にある迎賓館の中に黄金の茶室が再現されています。 ここで記念撮影をすることが出来ます。 千貫櫓 乾櫓とともに、大坂城で最古の建物です。 工事責任者は「小堀遠州」です。 千貫櫓の名前の由来は織田信長時代まで遡り、石山本願寺攻めの際、隅櫓からの横矢に悩まされ 「千貫文の銭を出しても奪い取りたい櫓だ」と噂されたという逸話が残っています。 一番櫓 二の丸の南側石垣上には二層二階の隅櫓が一番から七番まで建っていました。 現在は一番と六番だけが現存しています。 大坂城には3回目の登城となるのですが、とにかく広くて まだまだ廻りきれていないのではないかと思います。 今回は天守以外の訪れていない場所を中心に散策してみました。 海外からの観光客が多くを占めているため、外国人の方に声をかけられたり、大坂城のスタッフさんに 中国語で説明されそうになり「日本人です!日本語話せます!」な~んてハプニングも。 そのくらい日本人の割合よりも海外から訪れるお客さんの方が多いということですね。 前日は江戸城に居たのでどちらもほとんど海外からのお客さんで、日本語の会話はあまり聞こえてきませんでした。 自分が異国に来ているかのような錯覚に陥りました^^; 話しかけて来る外人さんは皆日本語がお上手で、こちらの返答がわかる方ばかりでした。 英語すらろくに話せない私の言葉を理解してくれて、よく日本語を勉強されて観光に来ているんだなあと感心しました。 平成25年2月23日再登城 平成29年6月24日再登城 スタンプNo.54 スタンプ設置場所 大阪城天守閣1階インフォメーション(要天守閣入館料) 城郭検定の解答 1級【1】解答問3 ③青屋門 1級【2】解答問26 ②大坂城 1級【2】解答問29 ①前田利常 1級【2】解答問79 ②1660年(万治3年) 準1級【2】解答問47 ②徳川大坂城 準1級【2】解答問59 ③大坂城 準1級【2】解答問83 ③大坂城二の丸乾櫓 準1級【2】解答問15 ①普請惣奉行 準1級【3】解答問73 ①徳川大坂城 準1級【3】解答問85 ④大坂城 3級【2】解答問3 ③大阪城 3級【2】解答問22 ③千貫櫓 3級【2】解答問44 ③大阪城 close

大坂城(大阪府)
サイト名 むぎの城さんぽ
タグ 100名城
投稿日時 2017-07-03 15:40:02

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