浦戸城(桂浜)にゆくの詳細

浦戸城(桂浜)にゆく
廃城にゆく
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記事タイトル 浦戸城(桂浜)にゆく
概要

高知県高知市にあります浦戸城です。 当ブログ82城目となる浦戸城は、高知を代表する景勝地『桂浜』の背後の山一帯にあり、 北、東、南を海に囲まれた要害の地でした。 また、紀貫之の『土佐日記』にも出てくる浦戸の港を擁し、上方との連絡…… more 、水軍の保有にも とても便利な場所でもありました。 築城年代は定かではありませんが、南北朝時代頃には存在したと云われています。 石段を登ります。 説明板がありました。  浦戸城址碑の説明板です。 1560年から長宗我部氏によって統治され、1585年に長宗我部元親は岡豊城から大高坂に 築城しようとしますが治水が思うようにいかず、浦戸城に天守を設けるなど改修して これを居城としました。 関ヶ原合戦で長宗我部氏が改易され、土佐一国が山内一豊公に与えられると、 長宗我部氏の遺臣は一豊公の入城を拒み50日もの間抵抗します。 しかしこの一揆も鎮圧され一豊公は浦戸城に入城し、入城間もなく一豊公は大高坂の地に 高知城を築城し廃城となります。 その先に石碑がありました。 浦戸城址碑です。 石碑以外にはこの巨石以外は何もありません。 この巨石が浦戸城と何らかの関係があるかはわかりません。 浦戸城ですが、山内一豊公が高知城を築くにあたり、浦戸城の石垣などを取り壊して運んだと いわれており、浦戸城は石垣の一部と尾根の西方二ノ丸付近に3条の堀切を残すのみです。 この雰囲気を見ると古城としての面影を偲ぶことができます。 現在、国民宿舎「桂浜荘」と坂本龍馬記念館の建っているあたりが、浦戸城本城になります。 浦戸城は浦戸湾に半島状に突き出した岬に築かれていました。 本丸は『桂浜荘』や『坂本龍馬記念館』のある所で、天守台とされる高台があり、 その脇に石垣が残されています。 一番南の駐車場の所にも案内板があり、ここから西へと続く尾根が公園となって 遊歩道がありますが、この先に曲輪跡と三重堀切が残されています しかしこの日、坂本龍馬記念館はリニューアル中で工事関係の車両などで石碑も石垣も見る ことはできませんでした。 せっかくですので、桂浜を散策することにします。 こちらは、浦戸砲台場跡です。 この場所には、1658~1660年頃に建設された浦戸の灯明台があり、 夜間舟の出入りする時の目印になっていました。1638年に外国船来航を監視するに土佐藩内4ヵ所に遠見番所がおかれ、 1716年の記録によるとここ浦戸にもおかれていたことがわかっています。やがて外国船が日本近海に出没するようになり、1808年に大筒を配備し、 1863年には本格的な砲台場として構築されました。 この場所は弾薬を貯蔵していたと云われています。  階段を登り丘の上に向かいます。 登りきると、巨大な銅像があらわれました この後ろ姿。。。 どなたかわかりますね⁇ そう!!!! ご存知 坂本龍馬先生の銅像です。 龍馬先生、太平洋の先をじっと見つめています。 説明板もあります。 龍馬先生の銅像が見つめている海の海岸に降りたってみました。 月の名所桂浜と呼ばれており、とてもキレイです。 建築物が見えます。 行ってみましょう。 進むと橋があります。 その先の階段を上がります。 鳥居です。 なかなかの高さです。 鳥居をくぐり、左手に祠がありました。 竜王宮と呼ばれる海津見神社です。 海の御守護神で、縁結びの神様でもあります。 創建は長宗我部時代とも云われていますが、詳しくはわかっていないそうです。 ここからの景色です。 海に太陽が照らされとてもキレイです。 ここから龍馬先生の銅像がある丘を眺めます。 これで桂浜散策は終了です。 坂本龍馬記念館は、残念ながら建て替え中で、入館できませんでした。 桂浜の坂本龍馬記念館は、2018年春まで工事で休館の予定だそうですが、 リニューアルオープン後には浦戸城や長宗我部氏の展示も行われると言う事で 今からとても楽しみです。 できることなら浦戸城の城郭も整備・再現して、坂本龍馬先生・長宗我部氏・浦戸城 として桂浜をアピールしてほしいなと思いますが、難しいんでしょうね。。。 次回はリニューアルオープン後に再訪したいと思います。 浦戸城へゆく【完】 訪問日:2017年1月 ▽ ▽ ランキングに参加しています。  応援(クリック)よろしくお願いいたします。   ⬅︎  クリックしてくださいね〜 にほんブログ村 ※毎週土曜日9時に更新しています。 次回予告:震災後の熊本城にゆく     close

浦戸城(桂浜)にゆく
サイト名 廃城にゆく
タグ 高知県にゆく
投稿日時 2017-06-24 15:00:01

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