久井崎城＠Googlこの城は土砂取の為、ほぼ全て遺構は消滅している。久井崎城は舌状台地上に二つの曲輪を設けた山城である。このあたりによく見られる直線連郭式ではなく、舌状台地先端に長方形の１曲輪（主郭）を配し、それを囲むように２曲輪を形成するという梯郭式の構…… more 造を持つ。規模は長軸２７０ｍ×短軸１７０ｍで、台地基部との切り離しは横矢の入った二重の空堀と土塁でもって行うという厳重なものである。主郭である１曲輪は７０ｍ×４０ｍの長方形で、周囲を幅７ｍ、深さ４ｍの薬研堀でぐるりと囲まれている。発掘調査の結果、１曲輪内に主殿風の掘建柱建物が検出された。２曲輪内でも多くの掘建柱建物跡が検出されている。２曲輪南端部に設けられた虎口は外桝形で搦め手口らしい。遺物の調査から久井崎城は１５世紀末から１７世紀前半まで存続し、居館的様相を強く呈する城であった。城址西端には宇伽神社が切り崩されずに残っている。この神社の「由緒沿革」を読むと創建は不詳なるものの、久井崎城の守護神として建立されたものとのこと。久井崎城の城主は、大須賀氏の家臣であった成毛氏であったという。成毛氏といえば成田市成毛の成毛城主である。宇迦神社御由来沿革現在の久井崎城、最近よく城跡にソーラ－基地を見る様な・・・・・・・ close

久井崎城　千葉県成田市